2016年4月21日 / 最終更新日 : 2016年5月19日 sehbi-an 日記 藤 茶の湯では、藤は花としても使われますが、富士にも、不二にも通じることから、仮名表記の銘の場合、そのときの趣向に合わせて使うことができて重宝することがあります。 茶花としてよく使われる庭藤は、藤の近縁種です。 […]
2016年4月20日 / 最終更新日 : 2016年5月19日 sehbi-an 日記 穀雨 本日は、二十四節気の第6の穀雨になります。 春雨降りて百穀を生化すればなり 春のこの時季の雨は、稲や麦などの穀物の生長に欠かせない恵みの雨である、ということです。 農業に従事する人には、種まき […]
2016年4月19日 / 最終更新日 : 2016年5月18日 sehbi-an 日記 茶人の刀 茶杓 茶杓とは、お茶を掬って茶碗に入れる道具です。 茶杓を拝見に出すとき、刀抜きと言って、刀を鞘から抜き出すように、左手にある茶杓を右手で取って畳に置きます。 茶の湯の動きには、武士の挙動が取り入れられていたり、 […]
2016年4月18日 / 最終更新日 : 2016年5月18日 sehbi-an 掛け物・禅語 柳緑花紅 この時季には、木々の新緑が若々しく、花々は鮮やかに咲いています。 「柳緑花紅」 あるがまま、自然体、ということです。 木々が芽吹き出し、色取り取りに花が咲き出す、という自然の風景 […]
2016年4月17日 / 最終更新日 : 2016年5月18日 sehbi-an 日記 尾張徳川家の御庭焼 御深井焼 御深井焼(おふけやき)とは、尾張徳川家の御庭焼です。 御庭焼とは、江戸時代に、藩主などが城内や邸内で、窯を築いて陶工に焼かせた焼き物のことです。 寛永年間(1624-1644年)頃、尾張藩主徳川義直が赤津の […]
2016年4月16日 / 最終更新日 : 2016年5月18日 sehbi-an 日記 センスのある扇子の使い方 扇子は、8世紀頃、日本で発明されたものです。 基本的には、暑さを和らげるために扇いで風を起こして涼を得る道具で、汗の気化熱で肌の熱が奪われて温度が下がります。 扇面の材質としては、紙、生地、白檀があります。 […]
2016年4月15日 / 最終更新日 : 2016年5月18日 sehbi-an 人物 楽家 楽吉左衛門は、楽焼という茶の湯の最高峰の茶碗を焼く陶工で、千家十職の一人です。 楽焼は、長次郎が千利休の求めに応じて、楽茶碗を焼いたのが始まりです。 適度な熱の伝わりやすさ、手になじむ大きさと重さ、など、茶 […]
2016年4月14日 / 最終更新日 : 2016年5月18日 sehbi-an 日記 虹始めて見わる 本日は、七十二候、虹始見。 七十二候は、趣のある表現が多いです。 七色の虹が、春の雨後に、見られるようになる、ということです。 この場合の虹は物理現象の産物としてというよりも、虫や蛇に近い存在 […]
2016年4月13日 / 最終更新日 : 2016年5月18日 sehbi-an 建築 待庵 庵号解読 妙喜庵の待庵は、千利休が造った二畳隅炉の草庵茶室で、現在、国宝に指定されています。 京都の大山崎にある妙喜庵は、明応年間(1492-1501年)の創建された寺で、連歌師の山崎宗鑑が隠棲したところと言われてい […]
2016年4月11日 / 最終更新日 : 2016年5月18日 sehbi-an 日記 透木釜 炉の最後の月となる4月には、五徳を使わない透木釜がよく使われます。 釜の胴中程に付いた平たい羽と炉壇の間に、拍子木のような透木を挟んで、釜を宙づりで据えます。 羽が広がっているので、客から炭火が見えにくくな […]