2016年5月31日 / 最終更新日 : 2016年5月21日 sehbi-an 日記 膳所焼 遠州七窯の1つである膳所焼は、滋賀県大津市に窯があり、薄作りで、黒褐色の鉄釉が特徴的です。 元和7年(1621年)に膳所城主の菅沼定芳が御用窯として始めたものと言われています。 菅沼定芳は、小堀遠州らの文化 […]
2016年5月30日 / 最終更新日 : 2016年5月21日 sehbi-an 日記 京からかみ 桂離宮の古書院には、雲母の桐紋を刷ったからかみの襖があり、光の具合により、雲母がきらきらと輝きを放ちます。 また、月波楼の一の間にある源氏襖には、紅葉の絵柄の上に雲母の流水紋が刷られており、竜田川の風情を表現しています。 […]
2016年5月29日 / 最終更新日 : 2016年5月21日 sehbi-an 人物 原三渓 横浜にある三渓園は、文明開化によって従来の日本文化が軽視されている風潮にある中、三重塔などの古建築を全国から集めて後世に伝えている場所です。 この三渓園を作ったのが、原三渓という明治時代に生糸貿易をしていた […]
2016年5月28日 / 最終更新日 : 2016年5月21日 sehbi-an 日記 曙棗 曙棗は、朱塗りの利休好み香次棗の形で、甲に黒絵で一羽の立鶴が、胴に松と亀が蓬莱文様とともに描かれたおめでたい意匠の棗です。 本歌の箱蓋表には「曙棗」、箱蓋裏には、「就玄室点茶始ニ好焉 廿八ノ内 癸丑春」と書 […]
2016年5月27日 / 最終更新日 : 2016年5月21日 sehbi-an 日記 茶の湯と五感 五感には、視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚があります。 茶の湯では、これらの感覚がフル稼働します。 視覚は感覚の中で最も情報量が多いものです。 次ぎに、聴覚が、情報量が多くなっています。 この2つの感覚がなけれ […]
2016年5月26日 / 最終更新日 : 2016年5月21日 sehbi-an 日記 利休百首ならぬ、ジョブズ百首 第96首 スティーブ・ジョブズ1955年2月24日-2011年10月5日)は、アップル社の創業者として、先進的な商品を開発して、世の中の生活そのものを根底から変革することを為しました。 そのようなジョブズは、私たちに […]
2016年5月25日 / 最終更新日 : 2022年6月9日 sehbi-an 人物 謎の竹芸家 成瀬宗巨 成瀬宗巨という竹芸家がいますが、その人となりはよくわかりません。 明治33年(1901年)に生まれましたが、没年は不明です。 生まれた場所など、分からない点が多いです。 名古屋で活躍されていたようです。 一時期、東京にも […]
2016年5月24日 / 最終更新日 : 2018年8月30日 sehbi-an 借景 借景 巴里 Paris Fluctuat nec mergitur.(たゆたえども沈まず。) Charles BAUDELAIRE 『パリの憂鬱』 “Enivrez-Vous” I […]
2016年5月23日 / 最終更新日 : 2018年9月6日 sehbi-an 考察シリーズ 道具にある世界市民主義的な考察 「あなたはどこの国の人かと訊ねられると、世界市民(コスモポリテース)だ。 と彼(ディオゲーネス)は答えた。」とは、『ギリシャ哲学者列伝』にある言葉です。 唐物は、闘茶や書院の茶などで好んで用いられた中国品で […]
2016年5月22日 / 最終更新日 : 2016年5月21日 sehbi-an 日記 安宅コレクション 大阪市立東洋陶磁美術館には、かつて安宅コレクションと呼ばれた世界有数の陶磁器コレクションがあります。 安宅コレクションは、中国陶磁144件と韓国陶磁793件からなり、その中には国宝2点と重要文化財12点があります。 油滴 […]