2016年10月31日 / 最終更新日 : 2019年3月17日 sehbi-an 日記 茶通箱 茶通箱とは、2種類の濃茶を客に差し上げたいときに用いる箱、ないしは、そのような点前の名称になります。 点前は四ヵ伝に分類されていて、口伝となります。 そのため、ここでは詳細な点前の手順やポイントは控えたいと思います。 道 […]
2016年10月30日 / 最終更新日 : 2016年9月20日 sehbi-an 建築 忘筌 庵号解読 忘筌は、大徳寺塔頭である孤篷庵にある小堀遠州の晩年作の茶室で、重要文化財となっています。 孤篷庵は、元は龍光院の中に小堀遠州が江月宗玩を開祖として慶長17年(1612年)に建てた庵でしたが、寛永20年(1643年)に独立 […]
2016年10月29日 / 最終更新日 : 2016年9月21日 sehbi-an 人物 利斎 駒沢家 駒沢家は、千家十職に名を連ねる指物師です。 当主は、4代目以降、代々、利斎を襲名しています。 初代宗源(生没年未詳)理右衛門 二代宗慶(寛永5年(1628年)-元禄6年(1693年))理右衛門 […]
2016年10月28日 / 最終更新日 : 2016年9月20日 sehbi-an 日記 玄々斎好 手向山香合 手向山香合は、玄々斎好の木製漆器の香合です。 百人一首の菅原道真の歌が由来となっています。 「このたびは幣も取りあへず手向山紅葉の錦神のまにまに」 昌泰3年(898年)10月、吉野の宮滝をご覧 […]
2016年10月27日 / 最終更新日 : 2016年9月20日 sehbi-an 建築 南禅寺界隈別荘群 南禅寺界隈別荘群は、京都の南禅寺の周辺に幾つかある壮大な別荘のことです。 明治維新の廃仏毀釈で、南禅寺の広大な境内の一部が、琵琶湖疎水による動力を使う工場予定地になりました。 しかし、結局、工場が建てられることはなく、民 […]
2016年10月26日 / 最終更新日 : 2016年9月19日 sehbi-an 日記 利休百首ならぬ、ニーチェ百首 第2首 フリードリヒ・ニーチェ(1844年-1900年)は、ドイツの哲学者で、「神は死んだ」というようなキリスト教の神を超越することを主張し、ニヒリズムを展開しました。 哲学者としてとても著名なニーチェは、様々な機 […]
2016年10月25日 / 最終更新日 : 2016年9月19日 sehbi-an 日記 鳴り物 茶の湯の鳴り物は、耳という感覚器官に訴えかける音のシグナルです。 鳴り物に使われるものとして、銅鑼、喚鐘、板木などがあります。 裏千家では、普通、七点鐘で、大小大小中中大となります。 また、客 […]
2016年10月24日 / 最終更新日 : 2018年9月6日 sehbi-an 考察シリーズ 茶の湯に於ける感覚器官の考察 「美と云うものは常に生活の実際から発達するもので、暗い部屋に住むことを餘儀なくされたわれわれの先祖は、いつしか陰翳のうちに美を発見し、やがては美の目的に添うように陰翳を利用するに至った。事実、日本座敷の美は全く陰翳の濃淡 […]
2016年10月23日 / 最終更新日 : 2016年9月19日 sehbi-an 日記 霜降 本日は、二十四節気の第18となる霜降(そうこう)です。 露が陰気に結ばれて霜となりて降るゆゑ也 朝夕の気温が本格的に下がり、日本の東北部では霜が降り始めます。 つまり、寒さで露が凍って霜になる […]
2016年10月22日 / 最終更新日 : 2017年6月3日 sehbi-an 借景 借景 寺町通(京都) 寺町通り 梶井基次郎 『檸檬』 その日私は何時になくその店で買物をした。というのはその店に珍しい檸檬が出ていたのだ。檸檬など極ありふれている。が、その店というのも見ずぼらしくはないまでもただあたりまえの八百 […]