冬至

本日は、二十四節気の第22となる冬至です。

 

日南の限りを行て、日の短きの至りなれば也

 

太陽が最も南に偏り、南緯23度26分の緯線である南回帰線上に来ます。

そのため、北半球では昼が一番短く、夜が一番長くなります。

 

冬至は一陽来復とも呼ばれますが、夜が一番長くなるということは陰が最も強くなります。

そして、この日を境にして次第に昼の長さが長くなり、陽が強まっていくことから、この呼び名があります。

 

陰が強くなった冬至に穢れを落としたり、無情息災を祈願したりするために、ゆず湯に入る習慣があります。

ゆずは、香りが強いので邪気を払うのに適しています。

実利として、薬理学的にゆずに含まれる柑橘系の植物特有の物質などが血行を促進している可能性もあります。

 

また、古代ゲルマン人も、冬至の時期にユールという祭りをして、収穫や豊穣を感謝していました。

冬至を境にして日が長くなって暖かくなっていくため、アニミズムが浸透していた昔、冬至はとても神聖でした。

このユールがクリスマスの起源とも言われており、北欧では今でもユールが執り行われています。

 

冬至を過ぎると日が長くなっていくため、気分もそれにつれて良くなっていくものです。

とはいうものの、寒さは益々厳しくなっていくことになると思われますので、ご自愛ください。

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