サイコロ茶会 主題「茶の建物」に参加して
本日は、online サイコロ茶会 2.0 「茶の建物」というzoom茶会に参加しました。
茶人・中山福太朗先生、京都女子大学准教授・前崎信也先生、一茶庵・煎茶家・佃梓央先生というレギュラー陣に加えて、今回のゲストとして、茶道資料館副館長・伊住禮次郎先生が亭主役を勤めました。
テーマは、「茶の建物」でした。
筆にも書きとどめぬれば、やがてまた定まりぬ、という『徒然草』第73段ですが、稗田阿礼が口伝するには、世の中の情報量は既に昔において過多であったようです。
それまで囲いなどと呼ばれていたものに、茶室という言葉が作られたのは明治期で、アカデミックな建築家や建築学者が育って文筆として取り上げられるようになってからのようです。
確かに、今まで存在していたものに新たな言葉が割り当てられることで急速に認知される事例は、昨今でもよくあることです。
茶の湯の空間は割と規定されている観があるのに対して、煎茶の空間は比較的自由に展開されているようです。
とはいうものの、畳のない家が多くなってきている現代日本において、文献で参照できる茶室を追求するのも難しいかもしれません。
会所のような建物に出向いて楽しむことも選択肢の1つなのでしょうか。
それでは、皆様も次回のサイコロ茶会に参加されてみてはいかがでしょうか。
bonjour
ブログを、大変興味深く拝見しました。
Bonjour. Merci beaucoup. コメント、ありがとうございます。茶室という概念が比較的新しいもの、というのは興味深く思われます。今後とも、宜しくお願い致します。