桜花
日本人は桜に対して、散ることから無常観を抱くとともに、美しさを感じています。
その最たるものは、西行で、『山家集』の春の部においては全173首のうち、実に103首が桜に関するものです。
その中でも、西行の桜の和歌として特に有名なものは以下のものです。
「願わくば花のしたにて春死なむ、その如月の望月のころ」『山家集』、西行
ところで、以下のようなお菓子を食べたりして、お茶を楽しみました。
菓子 桜花 河藤製(大阪)
菓子器 淡々斎好 渦蒔絵高坏
改元と同時に、ここで稽古をすることになる方がいるので、手順やポイントなどを事前に確認するために、数週間前に手に入れた貴人台と先週買った貴人茶碗を用いて濃茶貴人清次の自主稽古をしてみました。
千鳥板は以前からありましたが、こういう状況にならないと貴人台と貴人茶碗を揃えないものです。