大雪
本日は、二十四節気の第21である大雪(たいせつ)です。
雪いよいよ降り重ねる折からなれば也
二十四節気の第20である小雪(しょうせつ)よりも、随分と寒くなってきています。
そのため、雪が降っても溶けて積もらないということはなくなり、積雪が見られるようになります。
最近、地球規模での環境の変化が影響しているのか分かりませんが、雪の質が変わってきているようです。
沖縄で2016年1月に雪が降ったように、雪があまり降らない地域で大雪に見舞われることが起こっているのです。
通常、冬は、西高東低の気圧配置のいわゆる冬型の気圧配置を示しています。
しかし、あまり雪が降らない地域で降る大雪は、これとは違い、低気圧が主体になって雪を降らしています。
この低気圧を南岸低気圧と呼んでいます。
西高東低の冬型の気圧配置のもたらす雪は、水分を含んでいて樹脂状の絡み合った柱状結晶や雲粒付結晶の雪となります。
ところが、南岸低気圧のもたらす雪は、水分をあまり含んでいない上空で発達するため、柱状の崩れ易くい六角形結晶の雪となります。
その結果、雪崩が起こり易くなってなり、道路や建物がその被害に遭ってしまうのです。
降らずとも傘の用意ではありませんが、雪にも事前に対策が必要です。
除雪作業などで、怪我のないように気を付けてください。