サイコロ茶会 主題「アートがわかると世の中が見えてくる」に参加して
本日は、online サイコロ茶会 2.0 「アートがわかると世の中が見えてくる」というzoom茶会に参加しました。
京都女子大学准教授・前崎信也先生、一茶庵・煎茶家・佃梓央先生、茶人・中山福太朗先生の御三方が亭主を務められました。
前崎信也先生の著書である『アートがわかると世の中が見えてくる』を基にした進行がなされました。
まず、白菜の描かれた掛軸が登場しました。
故宮博物院には翠玉白菜が収蔵されていますが、何故、翡翠と玉を用いて白菜を製作したのか気になります。
白菜は冬になっても雪の下で青々としていて、永遠の命を感じさせます。
また、白菜は百財と同じ発音です。
そのため、白菜はとても縁起のよい存在となっているわけです。
このように、美術品の裏側に隠されたメッセージを読み解くことで、新たな発見がもたらされます。
これ以外にも、さまざまなものがサイコロの出目に応じて紹介されました。
アートをアートたらしめているのは、どうやら人間のようです。
なるほど、バンクシーを落書きと見るか、風刺画と見るか、アートと見るか、それは鑑賞者自身に依拠するということのようです。
皆様も是非、参加されてはいかがでしょうか。