立冬
本日は、二十四節気の第19である立冬です。
冬の気立ち始めて、いよいよ冷ゆれば也
太陽の黄経が 225度に達して秋分と冬至のちょうど中間に当たり、太陰太陽暦ではこの日から冬が始まります。
立春や立秋に比べると、立冬はあまり文学的には注目されていないようです。
これから厳しい冬が始まろうとしているので、冬枯れの光景を、花や紅葉で艶やか春や秋に比べれば見劣りするのは仕方ないことかもしれません。
しかしながら、冬立つ、冬入る、という季語が用いられています。
木枯らし1号は、東京や大阪では立冬の頃に吹きます。
10月半ばから11月末の西高東低の気圧配置のときに風速8 m/s(風力5)以上の西北西の風、ないしは、北風が条件となっています。
まさに木の葉を飛び散らすような冷たい風です。
興味深いことに、この木枯らし1号は、関東地方と近畿地方でしか発表されていません。
気象庁がその訪れを発表しますが、木枯らし1号は気象庁が考案した言葉になります。
年によっては発生しないこともあります。
あっしには関わりのないことでござんす、と関東地方と近畿地方以外の人は言うかもしれません。
しかし、木枯らし1号に注目して、立冬の訪れを感じてみてください。