大阪の茶室で楽しむ雨間

梅雨の時季になりましたが、今年はどちらかと言えば、今のところ、空梅雨となっているようです。
一般的に、雨の後は空気が澄んでいて心地よいものです。
そして、夜ともなれば、星が出ていて嬉しいものです。
その風情を茶室で体現してみました。

以下のような趣向でお茶を楽しみました。

寄付待合
軸 米法山水図「雨餘観瀑布 水気満渓清 世間趨貴天 何人解此情」田能村直入筆

本席
軸 雨後青山青転青 立花大亀筆
花 蛍袋
花生 宗旦むし籠花入 二代瓢阿造
香合 内根来塗松笠香合 宗巨造
釜 万代屋釜 敬典造
風炉先 更紗(バティック) 紺々堂製
棚 玄々斎好 更好棚 可映造
水指 染付山水図水指 井上春峰造
茶碗 井戸写 鈍阿造
古袱紗 撫子紋
茶入 古瀬戸 鉄釉肩衝茶入 春日蓋
仕覆 時代裂
薄器 黒叩塗紫陽花蒔絵棗 早見征一造
茶杓 五月雨 三代瓢阿造「星ひとつ 見つけたる夜のうれしさは 月にもまさる 五月雨のそら」 小堀遠州
蓋置 飴釉楽輪蓋置 中印 了入造
建水 唐銅フエゴ 淨雲造
水次 腰黒薬缶 古宇小品堂製
主菓子 初蛍 福壽堂秀信製(大阪)
菓子器 時代紫陽花蒔絵重箱
銘々皿 大聖寺伊万里

香合 松香合 山下ロクロ工芸製
茶碗 古伊万里色絵兎と鷺の図茶碗
替 瀬戸 麦藁手 輪線紋 茶碗
茶杓 煙雨 宗巨造
蓋置 染付竹絵 西村徳泉造
干菓子 傘 紫陽花 河藤製(大阪)
干菓子器 四方盆 煌又造

それでは、皆様も梅雨の晴れ間をお楽しみください。

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