『パリの調香師 しあわせの香りを探して』を観て
フランス映画『パリの調香師 しあわせの香りを探して』を観てきました。
かつて名調香師として香水の世界で活躍していましたが、ストレスが原因と思われる嗅覚障害で失墜してしまいます。
日本の戦国時代の茶人もそうですが、人生はままならないものです。
しかし、療養後に嗅覚が戻りましたが、かつてのように第一線で活躍ができないでいるところに、運転手との出逢いを期に好転していくのでした。
香水は、幾種類もの香料を調合して作る芸術作品のようなものです。
そのため、それを作り出す人の人間性が関わってしまいます。
やはり、調香する人の気分や気持ちが香りに反映するのではないでしょうか。
香水は、おしゃれや気分転換などのために楽しまれています。
そして、茶の湯でも、炭手前の後、お香は室内を静謐にするために炊かれます。
香りは、人生を豊かにするものです。
皆様もご覧になってはいかがでしょうか。