『聖なる犯罪者』を観て
ポーランド映画『聖なる犯罪者』を観てきました。
フランスでは、前科者は薬剤師にはなれないそうです。
日本でも、薬剤師法第五条に次の各号のいずれかに該当する者には、免許を与えないことがある、と明記されています。
しかし、刑法34条の2によって懲役前科が出所後10年に消滅した際、免許交付されるかどうかは私にはよく分かりません。
つまり、医療の担い手である薬剤師は、責任のある業務が求められているのです。
それでは、人々を導く聖職者に前科者はなることができるのでしょうか。
カトリックでは、前科者は聖職者になることはできません。
ところが、前科のある事実を隠して聖職者として振る舞った者がいるようです。
その事実を踏まえて、この映画は製作されました。
しかし、彼が現れた田舎町で、徐々に住民達の信頼を得ていくのでした。
結果を見ると、聖職者として十分な役割を果たしたことになります。
さて、茶の湯の先生たる者の素質や資質はいかなるものでしょうか。
皆様もご覧になってはいかがでしょうか。