2016年3月12日 / 最終更新日 : 2016年5月17日 sehbi-an 日記 お水取り お水取りが終わると春が来る、と言われます。 お水取りとは、奈良にある東大寺二月堂で3月1日から14日間に渡って行われる仏教行事のことで、修二会(しゅにえ)が正式名になります。 天平勝宝4年(752年)以来、 […]
2016年3月11日 / 最終更新日 : 2018年9月6日 sehbi-an 考察シリーズ 対象としての茶の実体論的な考察 「茶の湯とは只湯をわかし茶を点てゝ呑むばかりなる事としるべし」 これは、利休百首の一つで、茶の湯の真髄が喫茶であることを示唆しています。 茶は、8世紀の唐代に陸羽の著した『茶経』で紹介され、覚 […]
2016年3月10日 / 最終更新日 : 2021年11月22日 sehbi-an 掛け物・禅語 桃花依旧笑春風 平成丙申 弥生 啓蟄 次候 桃始笑 本日は、七十二候の桃始笑になります。 「桃花依旧笑春風」 桃の花はいつもの年と同じように美しく咲いたけれども、去年ここで見た美しい女性は、もはやいない、という、世の無常を表したものです […]
2016年3月9日 / 最終更新日 : 2016年5月17日 sehbi-an 建築 畳、 そこは丸か半か? 畳は、日本家屋の和室にはなくてはならものでした。 いわゆる過去形・完了形で表現しているのは、淋しいことですが、畳が、日本の近代家屋から消えつつあるのです。ライフスタイルの変化により、近年建てられた戸建てには、畳のない家が […]
2016年3月8日 / 最終更新日 : 2016年5月17日 sehbi-an 日記 東西南北に加えて春夏秋冬も自在に繰る まさに道士 茶の湯は、陰陽五行説と密接な関係があります。 陰陽五行説とは、自然界は、陰と陽に分けられ、更に、木、火、土、金、水の五元素から成り立ち、この五元素は、相生、且つ、相剋の相互関係にある、という古代中国の宇宙観 […]
2016年3月7日 / 最終更新日 : 2016年5月17日 sehbi-an 人物 本日は7の日 利休七哲をどうぞ 数字の7に関して、ラッキーセブンといいますが、これは野球からきた言葉で、先発したピッチャーが7回には疲れてきて点が入りやすいことに由来します。 ところで、茶の湯の世界でも7の付く言葉はいろいろあります。 利 […]
2016年3月6日 / 最終更新日 : 2016年5月17日 sehbi-an 人物 茶聖 千利休 茶の湯を語る上で、千利休抜きでは語れません。 安土桃山時代に侘び茶を大成した人物です。 千利休は、大永2年(1522年)に堺に生まれ、天正19年2月28日(1591年4月21日)に亡くなりました。 &nbs […]
2016年3月5日 / 最終更新日 : 2016年5月17日 sehbi-an 日記 啓蟄 本日は、二十四節気の第三となる啓蟄です。 啓蟄とは、冬ごもりしていた虫、蛇や蛙などが春の暖かさを感じて、外に出てくる頃合いを意味しています。 テレビの天気予報で、よく啓蟄が話題に取り上げられて […]
2016年3月4日 / 最終更新日 : 2016年5月17日 sehbi-an 日記 一井戸二萩三唐津の井戸 一井戸二萩三唐津 一楽二萩三唐津とは別の言い回しですが、 茶人の好む茶碗の順番を表しています。 他方、一井戸二楽三唐津という表現もあります。 井戸茶碗という高麗物がなかなか手に入らなかったので、国内最高峰の […]
2016年3月3日 / 最終更新日 : 2016年5月28日 sehbi-an 日記 上巳 上巳(じょうみ・じょうし)とは、三月の上(かみ)の巳の日のことです。もともとは、古代中国の禊(はらい)の風習で、春の訪れを祝って野山を散策し、水辺で穢れを祓いました。これが日本に伝わって、曲水の宴を催すよう […]