桜きんとん

桜は、日本人の美意識の中に刻み込まれているようです。

日本人ほど、桜を愛する民族は居ませんが、最近では、海外の人達も日本に桜を観るために訪れることが多くなりました。

古今東西、桜というものは人々の心を捉えているのです。

 

「世中にたえて桜のなかりせば春のこころはのどけからまし」『古今和歌集』春歌上、53、在原業平

 

桜という木は、日本以外の国にも存在していますが、花を愛でるよりもサクランボを収穫するための存在として扱われています。

日本人は、長年に渡って桜というものを醸成させてきました。

河岸に植林したり、染井吉野のようなものを品種改良で創出したりしてきたのです。

また、桜を意匠に取り入れたものも多く作られています。

 

ところで、以下のようなお菓子を食べたりして、お茶を楽しみました。

 

sakura-kinton

主菓子 桜きんとん 鶴屋鶴寿庵製

菓子器 一閑縁高 表雲斎造

 

kozakura

干菓子 小桜 千代結 塩芳軒製

干菓子器 四方盆 煌又造

 

桜を観る人達で賑わっていますが、観桜に行かれてはいかがでしょうか。

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