わらび餅

本日、京都西青年部の陽春茶会に行ってきました。

場所は、中京区にある眞連寺門徒会館三休堂でした。

 

陽春に相応しいうららかな清々しい春の日でした。

 

わらび餅は、わらびの地下茎から取れるデンプンであるわらび粉が用いられていたことからその名があります。

わらびは、早蕨という言葉があるように、春から初夏にかけて若芽を山菜として楽しむシダ植物の一種です。

 

万葉の時代から、わらびは日本人に親しまれてきました。

 

「石走る垂水の上のさわらびの萌え出づる春になりにけるかも」

(石激 垂見之上乃 左和良妣乃 毛要出春尓 成来鴨)

『万葉集』巻第8・1418、志貴皇子

 

道すがら桜が咲いており、また、露地の梅も見事でした。

 

以下のような趣向で、お茶を楽しみました。

 

軸 一花開天下春

warabi-mochi

主菓子 わらび餅 山本製(京都)

菓子器 蝶結 檜垣良多造

 

春の良き日に茶の湯を楽しんでみてはいかがでしょうか。

Follow me!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です