長次郎七種

本日は7日ではなく、27日ですが、長次郎七種を取り上げます。

 

長次郎七種は、利休七種とも言います。

楽1代の長次郎の焼いた楽茶碗の中で千利休が選んだとされる7個の茶碗です。

 

多くの写しが造られました。

以下に、長次郎七種を挙げます。

 

黒楽茶碗、「大黒」、「東陽坊」、「鉢開」

赤楽茶碗、「木守」、「早船」、「検校」、「臨済」

 

「大黒」

小黒に対して大黒という銘があります。

重要文化財。

利休―少庵―宗旦―後藤少斎―江岑―表千家―三井浄貞―鴻池家。

鴻池道億(1656-1736年)の所蔵となりました。

個人蔵

 

「東陽坊」

利休の門人であった東陽坊長盛に贈る際に、利休が銘を箱書きしたと考えられます。

利休―東陽坊長盛―東本願寺―中井主水―武田杏仙法印―鴻池家。

鴻池道億の所蔵となりました。

個人蔵

 

「鉢開」

托鉢して金品を乞う鉢開き坊主の姿に似ていることに因んだ銘です。

細川三斎―高桐院―?。

所在不明

 

「木守」

利休が弟子に好きな茶碗を選ばせて贈った際に、1つだけ残ったのがこの茶碗です。

秋に実った柿の実を1つだけ残して翌年の豊実を願う風習に因んでいます。

利休―武者小路千家―讃岐高松松平家。

関東大震災で焼失

 

「早船」

利休が茶会を開くに当たり、早船で届けさせたことに因んだ銘です。

利休―蒲生氏郷―大文字屋宗夕―矢倉九右衛門―亀田是庵―藤田家―大原家―畠山家。

畠山記念館蔵

 

「検校」

長次郎の元に残されていた茶碗に利休が、目の不自由な人を意味する検校と揶揄したことに因んだ銘です。

利休―?

所在不明

 

 

「臨済」

口作りの山が臨済五山のような様であるからこの銘があります。

利休―?

所在不明

 

現存が確認されているのが3碗しかないというのは残念です。

写しででも本家を忍ぶことにしましょう。

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