2025年8月19日 / 最終更新日 : 2025年8月19日 sehbi-an 掛け物・禅語 瑞気満梅花 瑞気満梅花(瑞気 梅花に満つ) めでたい気が梅に満ち溢れている様を示しています。おめでたいときに掛けたくなる文言です。 出典は明らかではありません。 春が訪れてきた感じですね。高貴な梅の香りが漂ってきそうです。
2025年8月18日 / 最終更新日 : 2025年8月19日 sehbi-an 掛け物・禅語 晄水仙車 晄水仙車は七夕に関係していると考えられます。晄水とは光り輝く水を意味し、この場合、天の川を指します。そして、仙車に乗った織女が鵲の渡した橋を渡って天の川を越えます。 七夕 従五位下出雲介吉智首(きちのおびと) 冉々逝不留 […]
2025年8月17日 / 最終更新日 : 2025年8月19日 sehbi-an 掛け物・禅語 紅塵飛不到 紅塵飛不到(紅塵 飛び到らず) 世俗の煩わしさが届かない状態です。 道元禅師の偈頌が典拠になっています。 永平広録 山居(さんご) の一句 山居 西来祖道 我伝東 釣月耕雲 慕古風 世俗紅塵 飛不到 深山雪夜 草菴中 ( […]
2025年8月15日 / 最終更新日 : 2025年8月19日 sehbi-an 掛け物・禅語 月 雪月花は、四季の代表的な自然美を示すものです。軸では「雪」、「月」、「華(花)」を一字書でしたためたものがありますが、絵画とは違ってとても観念的です。絵画的な表現として、円相で満月を示すこともあります。 特に秋の観月は趣 […]
2025年8月14日 / 最終更新日 : 2025年8月19日 sehbi-an 掛け物・禅語 海濶百川朝 海濶百川朝(海濶(ひろ)くして百川に朝(ちょう)す) 海は広くて多くの河川が流れ込んでいます。度量が広ければ自ずと人が集まるものです。 宋代の仏書である『人天眼目』が出典です。 天高群象正海濶百川朝 (天高くして群象(ぐ […]
2025年8月13日 / 最終更新日 : 2025年8月19日 sehbi-an 掛け物・禅語 清流無間断 清流無間断(清流に間断無し)は、よく茶席に掛けられます。 清らか水は澱むことなく絶えず流れている様を示しています。 不断の精進は継続するが故に結果を生み出しているのです。 『普燈録』が出典です。 問。如何是廣德境。曰。清 […]
2025年8月12日 / 最終更新日 : 2025年8月18日 sehbi-an 掛け物・禅語 修空華萬行 修空華萬行(空華の萬行を修す) 華やかな絵空事に起因する多くの愚かな行いを節制によって克服した状態です。 『宏智広録』が出典です。 坐水月道場修空華萬行 (水月の道場に坐し空華の萬行を修す) 月が平等に水に映るという対等 […]
2025年8月11日 / 最終更新日 : 2025年8月18日 sehbi-an 掛け物・禅語 水急不流月 水急不流月(水 急にして 月を流さず) たとえどんなに水が急な流れでも、川面に映る月明かりまで流されることはありません。時代の変化で価値観や流行などが遷移していきますが、いたずらにそれに流されるのではなく、きちんと信念を […]
2025年8月10日 / 最終更新日 : 2025年8月18日 sehbi-an 掛け物・禅語 雲出洞中明 雲出洞中明(雲出でて洞中(とうちゅう)明らかなり) 雲が晴れて、それまで暗かった洞窟の中を照らすようになった様です。 雲は煩脳のことで、悟りの境地に達した状況を示します。 『大灯国師語録』巻下が出典になります。 胥云、吽 […]
2025年8月9日 / 最終更新日 : 2025年8月18日 sehbi-an 掛け物・禅語 渓辺掃葉夕陽僧 渓辺掃葉夕陽僧(けいへんそうようせきようのそう) 夕焼けの川辺で静かに落ち葉を掃いている僧がいるという情景です。無心で悠々閑寂な心境を示しています。 出典は以下の漢詩になります。 「慈恩寺偶題」鄭谷 (『全唐詩』巻676 […]