山呼萬歳聲
山呼萬歳聲(やまはよぶばんぜいのこえ、さんこばんぜいのこえ)は、おめでたいときに掛けられます。
万歳(ばんざい)という長寿を祝う掛け声の由来ともなっています。
『漢書』武帝記が出典となっています。
「翌日親登嵩高、御史乘屬、在廟旁吏卒咸聞呼萬歳者三」
(翌日、親シク嵩高ニ登ル、御史乘屬、廟ノ旁ニ在ル吏卒ノ咸、萬歳ヲ呼ブ者ノ三ナルヲ聞ク。)
漢の武帝が元封1年(紀元前110年)の正月に河南省の嵩山に登り、天下泰平を祈願すると、皆が天子の長寿を願って、万歳と叫んだ声が山にこだまして3回聞こえたという故事に因んでいます。
それは、あたかも山自体が万歳と言っているかのようです。
雄大な山が万歳と唱えていて、自然の中で暮らす動植物という生き物を育んでいるようにも見えます。
この故事以降、長寿以外にも、おめでたいときに万歳と言うようになりました。
万歳三唱は、おめでたい席において締めの挨拶として行われることが多いのではないでしょうか。
そして、何故か、衆議院の解散でも万歳三唱が行われます。
日本で、万歳三唱が浸透したのは、明治天皇に対して行われてからのようです。
万歳三唱の挨拶にも、手の挙げ方など、やり方があるようです。
それとともに、山呼ということを意識してやってみるのもよいかもしれません。
「夢灯籠」 RADWIMPS
あぁ このまま僕たちの声が
世界の端っこまで消えることなく
届いたりしたらいいのにな
そしたらねぇ
二人で どんな言葉を放とう
消えることない約束を
二人で「せーの」で 言おう