大阪の茶室での菊水

菊には霊力が宿っていて、朝露をしみこませた綿で体を拭くと不老長寿のご利益にあずかることができるとされています。
その霊力で何百年も生き永らえたのが、菊慈童です。

以下のような趣向でお茶を楽しみました。

寄付待合
軸 菊花図 日比野白圭筆
短冊 「庭菊 ふるさとのの中のしら菊は 心のまゝに千代もへぬらん」香川景樹筆

本席
軸 令人寿 鵬雲斎大宗匠筆
花 白菊
花生 曽呂利 十一代浄益造
板 曽呂利盆
香合 菊蒔絵錫縁香合 田中煌又造
釜 万代屋釜 高橋敬典造
風炉先 更紗(バティック) 紺々堂製
棚 更好棚 可映作
茶碗 黒楽 大野鈍阿造
茶入 古瀬戸 鉄釉肩衝 春日蓋
仕覆 時代
茶杓 露 二代瓢阿造
水指 染付山水図水指 井上春峰造
薄器 糸菊蒔絵中次 中村宗悦造
蓋置 赤楽輪 茶神 旦入造
建水 唐銅フエゴ 金谷淨雲造
水次 腰黒薬缶 古宇小品堂製
主菓子 菊寿 福壽堂秀信製(大阪)
銘々皿 菊に網目文深皿 オールド香蘭社造

茶碗 薄 大野鈍阿造
替 赤楽小服 治宝公拝領印大印 旦入造
薄器 糸菊蒔絵中次 中村宗悦造
茶杓 山里 三代池田瓢阿造
干菓子 菊 河藤製(大阪)
干菓子器 古満盆 平安象彦造

それでは、皆様も菊の霊力を享受してください。

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