雨水

今日は、二十四節気の第二となる雨水(うすい)です。

 

茶の湯は、季節と密接な関わりを持っており、露地、床の花、道具組、着物、菓子、開催時刻などはまさに季節を体現しています。
二十四節気は重要な指標のひとつとなっています。

 

二十四節気とは、四季をそれぞれ6つに分け、24区切りした際、その区切り、ないしは、その区切りと区切りの間の期間のことです。

 

農耕社会から離れた現代の日本人にとって、二十四節気は、季節の節目を表す言葉として、機能しているようです。

 

二十四節気の中でも春分、夏至、秋分、冬至、いわゆる、二至二分は、太陽と地球の位置による日照の長さを示していることからも分かるように、古から二十四節気は、太陽太陰暦ではなく、太陽暦に基づいています。

 

さて、雨水とは、日毎に増す暖かさで雪や氷が溶け出して水となり、また、水が蒸発して降るものが雪ではなく雨、つまり、春雨となる、
頃合いを意味しています。

 

ところで、雨水の日に、雛人形を飾ると、良い伴侶に巡り会える、と言われています。
しかし、旧暦の太陽太陰暦では、今年の桃の節句は4月9日に当たり、2月19日とは少し離れています。
ですので、雨水の日に雛人形を飾る習慣は、太陽暦に改暦された明治以降に定着したのかもしれません。

 

物質の状態変化という自然の物理法則のダイナミズムを感じてみてください。

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