『クレールの膝』を観て
フランス映画『クレールの膝』を観てきました。
エリック・ロメール監督の作品ですが、以前、劇場では2016年に『友だちの恋人』、『海辺のポーリーヌ』を観ています。
6つの教訓話の第5作目にあたる『クレールの膝』は1970年に公開されたものです。
女性に対して実験を行うのですが、対象によってその弱点が異なり、それを見定めていきます。
妹であるローラという女性に対しては、弱点を探り出そうといろいろと試行実験をします。
更に、姉であるクレールという女性に対しては、膝が弱点であることを観察の結果突き止め、それを検証していきます。
そして、その実験結果をその母親とディスカッションして考察します。
これは、まさに科学そのものです。
茶の湯も、桃山時代には多くの実験的な試行がなされ、最適化されていきました。
その精神を今、発揮するべきタイミングなのかもしれません。
皆様もご覧になってはいかがでしょうか。