庭玉軒 庵号解読
庭玉軒は、大徳寺の真珠庵にある茶室で、重要文化財となっています。
金森宗和の好みとなるもので、二畳台目台目切で、実のところ、書院である通僊院(寛永15年(1638年))の一部となっています。
しかしながら、この茶室の来歴は判然としない部分が多いです。
金森家の菩提寺である金龍院から移築されたという説、通僊院と共に庭玉軒も東福門院からその旧殿を下賜されたという説などがあります。
最も特徴的なものとして、内露地が建物の中に取り入れられているという点です。
蹲踞も内露地として建物の中にあり、更に刀掛けも設えてあります。
外から、建物内への入り口は、潜りになっていて、更に、内露地から茶席への入り口は、貴人口となっていて、引き違いの障子となっています。
茶室の来歴がよく分かっていないため、庵号の由来も分かっていないようです。
内露地という庭が建物内に取り込まれていて、土間のようなところにある飛石が玉のように配置されているからと考えられなくもありません。
実際に見てみると、そう見えるかもしれません。
真珠庵は一般公開されていませんが、まれに公開されることがあるようです。
その機会を利用して、庭玉軒を見学されてみてはいかがでしょうか。


