茶通箱
茶通箱とは、2種類の濃茶を客に差し上げたいときに用いる箱、ないしは、そのような点前の名称になります。
点前は四ヵ伝に分類されていて、口伝となります。
そのため、ここでは詳細な点前の手順やポイントは控えたいと思います。
道具としての茶通箱に焦点を当てます。
1種のお茶は仕覆に入れた茶入を用いて、いま1種のお茶は大津袋に入れた棗を用いて供します。
これらを茶通箱に収め、点前の際に出して使います。
茶通箱には、幾つかの種類があります。
利休好 薬籠蓋茶通箱
仙叟好 桟蓋茶通箱
玄々斎好 出合桟蓋茶通箱
これらは箱の蓋の造りに関する区分ですが、それ以外にも三つ入茶通箱のような茶通箱の仕様はあるようです。
しかし、現在、裏千家流で流通している茶通箱は、主にこれら3種類と思われます。
いずれも木地となっていて、桐材となっています。
薬籠蓋とは、薬を入れる印籠のように、身と蓋の合口が密着しているものです。
桟蓋とは、ゲタ桟とも呼ばれる仕様で、蓋裏に桟を設けたものです。
出合桟蓋とは、形状的に四方桟蓋の中で1つの相対する桟が中央で切れたもので、ないしは、桟蓋の桟の両端に直角の短い桟を付けたものとも見なせます。
つまり、桟と桟が出合っているのです。
茶通箱を両手で持って回転させるときなどの一連の手の動きは面白いと感じられます。
是非、点前をしてみてください。
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