満月
本日は、中秋の名月になります。
茶室・盛美庵の窓からは、中秋の月が見られます。
雪月花という言葉もあるように、日本人にとって月は特別な存在です。
それは、太陽太陰暦によって農耕を営んでいた記憶が胸底にあるのかもしれません。
そればかりではなく、月は衛星として、夜に限らず、時には昼間であっても、一年中見ることができる身近な天体です。
そのため、かなりシンボライズされていると思われます。
実際にはビー玉の大きさにも見えないものが、思考の中ではそれよりも大きいと思い込んでいます。
ところが、月は浮かんでいる位置によって大きさが違って見えるのです。
月が大きさを変えているのではなく、錯覚で大きさが違うように見えてしまうのです。
これは、ポンゾ錯覚視によるものです。
すなわち、遠近法が刷り込まれていて、遠くにあるものは小さく見えるのです。
従って、月が真上に位置するよりも、地平に位置する方が周囲に物が一緒に視界にあるために大きく見えてしまいます。
実にその大きさは、1.5倍にも及びます。
ところで、以下のようなお菓子を食べたりして、お茶を楽しみました。


主菓子 満月 小布施堂製(信州小布施)
菓子器 一閑縁高 表雲斎造
干菓子 月うさぎ 寛永堂(京都)
干菓子盆 古満盆 平安象彦造
皆様も、観月を楽しまれたのではないでしょうか。

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