2016年6月20日 / 最終更新日 : 2021年11月22日 sehbi-an 掛け物・禅語 壷中日月長 壷中日月長(こちゅうにちげつながし) これもよく茶席に掛けられる文言です。 壺の中は狭いところではありますが、実に居心地のよい場所で、時間の過ぎるのもゆるやかです。 ですので、物は考えようで、狭小を別天地にすることもでき […]
2016年6月15日 / 最終更新日 : 2016年7月21日 sehbi-an 掛け物・禅語 墨跡の出典 茶席の床に掛けられる墨跡には出典があります。 その代表的なものが、『臨済録』、『碧巌録』、『無門関』、『寒山詩集』、『五灯会元』、『大燈国師語録』になります。 『臨済録』は、唐代、臨済宗宗祖である僧臨済義玄 […]
2016年6月12日 / 最終更新日 : 2016年5月26日 sehbi-an 掛け物・禅語 竹有上下節 竹有上下節という言葉ですが、これだけでも茶掛けとして使われますが、実のところ、対句となっています。 「松無古今色 竹有上下節」 (松に古今の色無く 竹に上下の節有り) 松と竹、古 […]
2016年6月1日 / 最終更新日 : 2016年6月1日 sehbi-an 掛け物・禅語 紫羅帳裏撒真珠 紫羅帳裏(しらちょうり)に真珠を撤(さっ)す、 紫の薄絹の着物の裏側という表からは見えない場所に真珠を仕込んでおく、ということです。 法華七喩の1つである衣裏繋珠を踏まえています。 紫の薄絹の […]
2016年5月18日 / 最終更新日 : 2016年5月21日 sehbi-an 掛け物・禅語 喫茶去 喫茶去という文言は、まあ、お茶でもお飲みなさい、という意味合いでよく使われます。 そして、茶席によく掛けられます。 きっさこ、と詠みますが、去を「こ」と読むのは、呉音です。 過去、去年(こぞ)というように、 […]
2016年5月11日 / 最終更新日 : 2016年5月21日 sehbi-an 掛け物・禅語 直心是道場 茶掛けとしてよく用いられる文言に、直心是道場(じきしんこれどうじょう)があります。 「直心是道場」 純粋な心それ自体が道場である、ということです。 純粋な心とは生まれながらにして持っているもの […]
2016年5月2日 / 最終更新日 : 2019年3月14日 sehbi-an 掛け物・禅語 薫風自南来 初夏の清々しい頃合いになりましたが、この時季によく茶席の床に掛けられる茶掛けがあります。 「薫風自南来」 爽やかな初夏の風が南からもたらされ、万緑の息吹が清々しく感じられる、ということです。 […]
2016年4月18日 / 最終更新日 : 2016年5月18日 sehbi-an 掛け物・禅語 柳緑花紅 この時季には、木々の新緑が若々しく、花々は鮮やかに咲いています。 「柳緑花紅」 あるがまま、自然体、ということです。 木々が芽吹き出し、色取り取りに花が咲き出す、という自然の風景 […]
2016年4月1日 / 最終更新日 : 2016年5月17日 sehbi-an 掛け物・禅語 主人公 今日から、新しい年度が始まります。 それに合わせて、何か、新しいことを始めようとする方、新しい環境に身を置く方、様々な方々がいると思われます。 やはり、新しいことには不安はつきものかもしれません。 「主人公 […]
2016年3月24日 / 最終更新日 : 2021年11月22日 sehbi-an 掛け物・禅語 日々是好日 茶の湯、茶道は、茶禅一味と言って、禅との結びつきで精神性を高められています。 床に掛けられる軸として、禅僧の墨跡が好んで掛けられるのはそのためです。 「日々是好日」(日日是好日) 月日に、好い日、悪い日という区別はなく、 […]