晄水仙車

晄水仙車は七夕に関係していると考えられます。
晄水とは光り輝く水を意味し、この場合、天の川を指します。
そして、仙車に乗った織女が鵲の渡した橋を渡って天の川を越えます。
七夕 従五位下出雲介吉智首(きちのおびと)
冉々逝不留
時節忽驚秋
菊風披夕霧
桂月照蘭洲
仙車渡鵲橋
神駕越清流
天庭陳相喜
華閣釈離愁
河横天欲曙
更歎後期悠
(冉々逝いて留まらず
時節たちまち秋に驚く
菊風夕霧を披き
桂月蘭洲を照らす
仙車鵲橋を渡り
神駕清流を越ゆ
天庭相喜を陳べ
華閣離愁を釈く
河横たはって天曙けんと欲す
更に後期の悠かなることを歎ず)
月日は過ぎ去ってとまらない。時節ははや秋かとおどろく。秋風が夕もやを吹きはらい、秋の月は蘭の香る島を照らしている。織姫の仙車は鵲の橋を渡り、織姫の神輿は清い流れをこえていく。天の庭園で牽牛と恋の喜びをかわし、花の高楼で離別の愁いをはらしている。天の川のゆるやかな流れも曙光に淡く、二人は再び逢う夜の遠いのを歎いている。
七夕のときは晴れて欲しいですね。


