令和丙午八年 四月ノ茶会(丙午英傑茶会)

 

令和8年4 月4 日(土) 第1席自10 時、第2席自14 時 盛美庵にて

 今回、明治の豪傑たちが残した逸品を用いて、麗らかな春の日に料理とお茶を差し上げたいと思います。今年は丙午に当たり、迷信では荒々しい女性が生まれるとされました。丙は陰陽五行説では火性の陽に当たり、午は馬であって活発で行動力を持ちます。まさに男女に関わらず、英傑です。大田垣蓮月や柳原白蓮という女傑、益田鈍翁とともに明治経済を担った野崎幻庵や裏千家の鵬雲斎大宗匠という英雄にまさに降誕してもらい、その手による軸や短冊を通じてその活力を得たいと考えます。偶然、益田鈍翁と松永耳庵の書を額装したものが寄付待合に常時掛けてあり、呼応しています。而して、市中の山居において、胸中の山水を結像させるべく、務めさせて頂きます。

○濃茶席寄付待合
床   清水寺春霞 川島梅関筆
短冊 「春浅しそらは空のひかりあり人にはひとのよろこびあれや」 柳原白蓮筆
汲出  糸目腰汲出茶碗 大野鈍阿造
煙草盆 きんま塗り 葉巻具揃
香炉  青磁千鳥香炉 涌波蘇嶐

〇懐石席
飯椀  黒塗四つ椀   飯(煮えばな)
汁椀  黒塗四つ椀   汁(蓬豆腐 芥子 青み)
向付  黄瀬戸輪花 大野鈍阿造   キジハタ昆布締め 葉山葵醤油漬

折敷  輪島黒塗布張草花紋懐石膳 江戸時代後期
煮物椀 輪島塗雪月花蒔絵煮物椀   鯛酒蒸しor焼鯛 芹 天然若布 椎茸
徳利  堅手酒次 大野鈍阿造   白鶴 特別純米酒 山田錦 (日本産)
徳利  トルコブルー 芦田直人造 LUSCIOUS Jus De Pom Pétillant(フランス産)
猪口  見込菊紋つぼつぼ 大野鈍阿造

○濃茶本席
床   「山花開似錦」 鵬雲斎大宗匠筆
花入  仙叟箆筒写花入 二代池田瓢阿
敷板  黄金壇薄板
花   季のもの
香合  午香合 十三代惺入造
釜   万代屋釜 敬典造
炉縁  掻合塗
風炉先 更紗(バティック) 紺々堂製
棚   玄々斎好 更好棚 可映造
水指  粉花水指  近藤豊造
茶碗  主 黒楽 大野鈍阿造
茶碗  次 赤楽小服茶碗 治宝公拝領印大印 十代旦入造
茶碗  替 絵替汲出 三碗 九代白井半七造
茶入  飴釉楽鮟鱇 中印 九代了入造
仕覆  枝垂桜飛鳥紋錦 裏地 縞海気 小林泰湖仕立
薄器  桜蒔絵朱雪吹 五代川端近左造
茶杓  銘 若草 立花大亀老師造
蓋置  赤楽三角 八代得入造
建水  餌畚建水 九代中川浄益識箱 八代中川浄益造
水次  腰黒薬缶 古宇小品堂製
茶   栄松の昔 福寿園詰
菓子  花の旅 福壽堂秀信製(大阪)
菓子器 銘々皿 大聖寺伊万里

○薄茶席寄付待合
床   「あすも来てみんとおもへば家づとに手折もをしき山ざくら花」 大田垣蓮月筆

○薄茶本席
床   「暮るゝ夜のかすみにふかき山の端を しらせていづる春の月影」
 「庭のおも夜さゑるのもうたた寝に すだれすずしき月ぞ見るかな」
 「よひのまのひかりにも似ぬあはれかな 人さだまりてむかふ月かげ」
  「空はなほ雲けのなかのおぼろにて 庭にさやけき月の影かな」 野崎幻庵筆
煙草盆 時代輪島塗
火入  瓔珞紋染付伊万里
煙管  銀製組亀甲紋雁首吸口・煤竹羅宇
煙管入・煙草入 樺桜皮細工
茶碗  主 刷毛目茶碗 銘 銀浪 藪内流十一代透月斎書付 大野鈍阿造
茶碗  次 総釉赤楽茶碗 治宝公拝領印大印 十代旦入造
茶碗  替 総釉赤楽馬盥茶碗 丈山印大印 十二代弘入造
茶碗  替 黒楽 銘 倶良求楽(ぐらぐら) 桂窯 拙作
茶碗  替 粉引手茜茶碗 銘 衣被 一風窯 鈴木明造
薄器  桜蒔絵朱雪吹 五代川端近左造
茶杓  銘 吉野山「よしの山梢の花を見し日より心は身にも添はずなりにき」成瀬宗巨造
蓋置  桜蓋置 福森阿也造
干菓子 桜 観世 河藤製(大阪)
干菓子器 四方盆 田中煌又造

京都・ひととせ牧田の牧田旬加氏の一汁二菜のあと、鈍阿焼と歴代楽焼で濃茶と薄茶を楽しみました。とても盛況で、参加者の方々、ありがとうございました。

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