可愛いウサギがフローリングで滑ったり、転んだりして心配です、というようにお悩みの方がいらっしゃるようですので、その悩みを解消したいと思います。
フローリングは表面が固くて滑り易くなっています。そのため、ウサギがフローリングの上を走ったり、飛んだりすると、滑ったり、転んだりしてしまいます。
飛節びらん(ソアホック)や足底潰瘍、脱臼や骨折という傷害がその結果、ウサギに起こるのです。このようなことにならないためにも、フローリングの対策を講じる必要があります。
飛節びらん(ソアホック)は、ウサギは肉球がないため、床のから受ける足の裏への衝撃が和らげられず、足の裏が剥げてくるものです。足底潰瘍とも呼ばれます。
脱臼や骨折は、飛んだり、跳ねたりした際の床からの衝撃をそのまま受けるために関節が外れたり、骨が折れたりすることです。
ここでは、ウサギがフローリングに基づく傷害や怪我に遭わないようにするための措置に関して検証することにします。
ウサギ目ウサギ科ウサギ亜科に属する小動物で、世界中に分布しています。日本の固有種として、ニホンノウサギが知られています。ペットとして飼われているウサギは、アナウサギが家畜化されたもので、特にイエウサギと呼ばれています。
ウサギを飼育するに当たり、注意することがあります。習性として、物を囓るため、家にあるものがぼろぼろになることは覚悟しておく必要があります。そのため、ケージに入れて飼うのが賢明です。また、電気コードを囓ると感電したり、火事になったりするので、ケージから出して室内を自由にさせる際には、電気コードなどは囓られないようにする措置をしなければいけません。
また、スタンピングという、後ろ足で地面を叩いて音を出して、怒りや注意を表します。
それから、ウサギは暑さ、寒さ、湿気にとても弱いです。従って、外出時には、エアコンで適温にしておかなければいけません。具体的には、室温は15ºCから28ºCの間になるようにし、湿度も湿度は40%から60%の間になるようにします。
そして、ケージの中に入れたままでは運動不足になるので、夕方あたりにケージから出して部屋の中を動き回らせて、散歩させてあげてください。
こうしてみると、ウサギは手間が掛かると思われますが、慣れると名前を呼ぶと寄ってきたりしてとても可愛らしい家族の一員となるのです。
そのため、デリケートなウサギのために過ごし易い環境を整えることが重要となります。
昨今とても売れているジョイントマットは、断熱性、防音性、弾力性、撥水性、撥油性という特性を有しています。この特性により、冬のフローリングの冷たさを遮断したり、階下に音が漏れるのを防いだり、転倒や歩行のインパクトを吸収したり、水や油をはじいたりするのです。これは、原料となっているEVA(ethylene vinylacetate copolymer)やPE(polyethylene)という軟らかな樹脂によるものです、EVAはチューインガムの基材や歯磨き粉の成分にもなっており、また、PEは食品を包んだり、入れたりするフィルムや袋に使われており、口にしても安全な素材であることが分かります。
このような用途に用いられるので、ジョイントマットは人気となっているのです。
フローリングの滑りやすさと固さを解消するために、軟らかく、表面に滑り止めの小突起が全面に施されているジョイントマットを敷くことをおすすめします。
これにより、ウサギが走り回ったときに滑ったり、転倒したり、衝撃をうけたりすることがなくなります。その結果、飛節びらん(ソアホック)や足底潰瘍、脱臼や骨折が起こるリスクは低減されます。
また、冬場のフローリングの冷たさからウサギを守るのにも、断熱性のあるジョイントマットは適しています。
更に、囓ることが習性であるウサギが万が一、ジョイントマットを食べてしまったとしても無害なので安心です。
そして、撥水性なので、水分を含むことがないので湿度を上げることはありません。
従って、ジョイントマットをケージの中に敷くことも効果的な使い方になります。
フローリングのままだとウサギの機嫌が悪いときに、後ろ足でスタンピングをした場合、集合住宅であれば階下にその衝撃音が伝わってしまいます。しかし、ジョイントマットを敷くことで、その音が遮断され、階下の住人から苦情が来る可能性がなくなります。
以上より、フローリングの滑りやすさと固さは、ウサギの体には負担となり、飛節びらんや足底潰瘍、脱臼や骨折の誘発する可能性があります。そのため、弾力性を備えたジョイントマットはウサギの健康を保つために適した敷物であると言えます。また、寒さや湿気からも樹陰とマットは守ってくれます。
それでは、家族同然のウサギのためにジョイントマットを敷き詰めて、楽しい毎日をお過ごしください。