サイズをカスタマイズできるジョイントマット
■サイズをカスタマイズできるジョイントマット■
▪都市部ほど狭い日本の住宅事情▪
都市部では、規制緩和と技術革新により3階建ての新しい家屋が多く見られるようになって久しくなりました。これは、土地の価格が高いために、狭い土地でも延べ床面積を広くなるように3階建てにしているのです。
土地の価格が安い郊外では、3階建てではなく、2階建ての住宅が主流であると思われます。
これを如実に示しているのが、総務省が発表しているデータです。平成25年において、関東大都市圏は1住宅当たり延べ面積が76.43平米、中京大都市圏は99.33平米、近畿大都市圏は85.93平米、全国平均は94.42平米となっています。
実際に、人口の多くを占めている関東大都市圏の延べ床面積が狭くなっていることが理解されました。
従って、狭いながらも楽しい家にするために、何かしらの工夫を施したいものです。
▪堅くて滑り易いフローリング▪
近代住宅における床材としてフローリングが当たり前のようになっています。少し前は、賃貸のアパートやマンションでは、フローリングではなく、カーペットが導入されていた物件は多かったですが、今ではメンテナンスがカーペットよりも容易なフローリングが一般化しています。
フローリングが持て囃されている理由としては、メンテナンスの容易さの他に、生活スタイルが西洋化していることが挙げられます。この事実を裏付ける現象には、京間や江戸間の畳が敷かれた和室というものが減少していることがあります。
つまり、座布団、ちゃぶ台、文机から、椅子、テーブル、デスクなどに家具の形態が変化してきています。
しかしながら、フローリングには長所もあれば、短所もあります。短所には、堅い点、滑り易い点、傷が付きやすい点が挙げられます。
それ故、転んだ際や滑った際に外傷を負ったり、椅子などを動かした際に床に傷が付いたりしてしまいます。そこで、何かしらの対策を講じることが求められているかもしれません。
▪ジョイントマットという敷物▪
床の上に敷くものとして、カーペットや絨毯、それに、ラグなどがあります。確かに、フローリングの硬さや冷たさなどの対策にはなっていますが、これらに共通する特徴として、毛や繊維でできている点があります。そのため、ごみがその間に入り込んだり、ダニが住み着いたりするなどの問題があり、メンテナンスが比較的煩雑です。
その問題を解決するものがジョイントマットという敷物です。
ジョイントマットは、EVA(ethylene vinylacetate copolymer)やPE(polyethylene)という軟らかい樹脂製です。そのため、弾力性、断熱性、遮音性、撥水性、撥油性などの特性を兼ね備えています。
従って、転んだり、滑ったりした際、クッションとして働くので怪我のリスクが低減されます。歩き始めたばかりの赤ちゃんや高齢者のいる家庭では必要性が感じられます。また、冬のフローリングの冷たさを解消する防寒としての用途、集合住宅の階下への音漏れを防ぐ防音としても用途があります。
▪ジョイント式で自在な組み合わせ▪
市販のジョイントマットは、一辺30 cm、ないしは、60 cmの正方形のものが一般的です。それ以外の仕様のものもあります。
そして、ジョイント式で、互いの凹凸を組み合わせることで、原理的には無限に繋ぎ合わせることが可能です。コンセプトは、畳と同様であると言えます。しかしながら、部屋の広さという空間的な制約と金銭的な制約で、敷き詰める枚数は限定されてきます。
日本の住宅は概して狭いものであるため、LDKという一間続きの部屋以外は、それほど広いとは言えないと思われます。この狭い部屋に、家具などが入る訳ですから更に狭くなってしまいます。従って、規格化された絨毯では、床に敷けないことはしばしばあると考えられます。
従って、自在に組み合わせて敷くことができるジョイントマットやタイルカーペットは、とても重宝します。しかしながら、メンテナンスや防音・防寒の面で、カーペットよりもジョイントマットの方が優れていると考えられます。
また、広い部屋であれば、全面に敷き詰める必要もなく、例えば、ソファやキッチンの前の一部分などに限って敷くこともできます。また、子ども部屋の中央部分を遊ぶスペースと位置付けて敷くこともできます。このように思いのままに、ジョイントマットを展開することが可能なのです。
▪カットも可能▪
ジョイントマットは、EVAやPEという軟らかめの樹脂でできているため、カッターナイフで自在に切ることが可能です。そのため、部屋の形状や家具の位置という制約に従って、ジョイントマットを任意に切り合わせて敷き詰められるのです。
曲線もペンで印を付けてそれに添って切り取ったり、曲線の定規を当てて切ったりして、直線以外も自由に切ることができます。
ジョイント式であって、更に自由に切ることで、ほとんど全ての床事情に対応すると言っても過言ではありません。
▪まとめ▪
以上より、ジョイントマットは、ジョイント式なので部屋の形状や部屋作りのコンセプトなどに従って自在に敷くことができます。更に、EVAやPEという樹脂でできているので、カッターナイフで切ることができるため、平らであれば敷けない場所がないと究極の敷物です。
それでは、カスタマイズしたりしたジョイントマットを自在に敷いて、楽しい室内を演出してください。
自由にカットできるおすすめのジョイントマットはこちらのショップで購入できます。
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