コルクマットの廃棄方法や捨て方を知りたい その具体的な方法に関して
■コルクマットの廃棄方法や捨て方を知りたい その具体的な方法に関して■
▪コルクマットという敷物▪
とても人気となっている敷物として、コルクマットが挙げられます。その理由は、弾力性があるので転倒しても怪我をしなかったり、防音や防寒という効果があったり、するからです。
すなわち、赤ちゃんや高齢者が転倒しても、子どもが走り回っても、フローリングが冷たくなる冬が来ても、コルクマットが問題を解決してくれます。
従って、堅くて滑り易いフローリングにコルクマットを敷くことで、そのデメリットを克服して快適な暮らしが手に入るのです。
しかしながら、劣化はどんなものでも必然的に起こるのです。コルクマットといえども、免れることはできません。その際、捨てる方法が重要となり、無闇に捨てることはできません。
▪コルクマットの素材▪
現在、一般的なコルクマットとしては、EVAのシートの上にコルクが貼られているジョイント式の仕様が多くなっています。
コルクは、コルク樫の樹皮を加工したもので、植物細胞の細胞壁を構成するスベリンとリグニンという高分子を主成分とする天然素材です。構成元素しては、炭素、酸素、窒素、水素がメインとなっており、塩素は含まれていません。
また、土台となっているEVAは、エチレンと酢酸ビニルをモノマーとする共重合体であるエチレン酢酸ビニルコポリマー(ethylene-vinylacetate copolymer)のことです。とても弾力性のある熱可塑性の軟らかな樹脂です。構成元素しては、炭素、酸素、水素がメインとなっており、塩素は含まれていません。
コルクも、EVAも特に人体には悪い影響を与えることはありません。EVAは、歯磨き粉やチューインガムの基材に用いられており、安全であると言えます。
そのため、デリケートな赤ちゃんにとって、クッション性もあるコルクマットは最適な敷物であると考えられます。
▪コルクマットの捨て方▪
自治体にごみを回収してもらう場合、ごみの種類によって分別して出さなければいけません。
まず、塩素原子を含むものは燃焼時に毒性を示すダイオキシンが発生しますので、自治体によって、その扱いが異なります。つまり、燃えないごみとして扱われたり、指定の袋に入れる際には燃えるごみとして扱われたりします。詳細は、お住まいの自治体に確認することが必要となります。
しかしながら、コルクマットには塩素原子がそもそも含まれていません。そのため、焼却の過程でダイオキシンが発生する危険性は皆無になります。
従って、コルクマットを廃棄する場合、燃えるごみとして出せばよいことが分かります。
但し、多くの自治体において、一辺が50 cmを越えるジョイントマットは粗大ごみとなるため、一辺が50 cmを越えるコルクマットは粗大ゴミとなり、通常の燃えるごみとは別のカテゴリーになるようです。
それ故、50 cmを越えるコルクマットを廃棄する場合、カッターナイフで小さく刻むことで、一辺を50 cm未満にすることで、粗大ゴミではなく、通常の燃えるごみとして捨てることができます。
これにより、粗大ゴミの回収手数料を支払わないで済み、とても経済的です。
▪ジョイント式のメリット▪
傷んだコルクマットは、ジョイント式であるので、全てのコルクマットを交換する必要があるわけではありません。傷んだ箇所のコルクマットのみを外して処分し、新しいコルクマットと交換すればよいのです。
また、大判のコルクマットは一辺が60 cmであるので、普通ごみとして廃棄するには、あと10 cmだけ短くすればよいのです。これも、ジョイント式コルクマットのメリットであり、1枚のカーペットや絨毯とは異なる特色です。
このように、ジョイント式のコルクマットはメンテナンスを考えるととても便利であることが分かります。
▪コルクマットの再利用▪
表面のコルクは天然の高分子であるので、土に埋めた場合に分解されると思われます。しかし、EVAは人工的な高分子であり、紫外線で劣化することはあっても、土に埋めて直ぐに分解されるかは分かりません。そのため、自治体に燃えるごみとして引き取ってもらうことになるのですが、捨てる前に別の使い道がないか一考するのもよいのではないでしょうか。
例えば、植木鉢の下に敷くものとして活用することが挙げられます。
それ以外にも、有効な活用方法があるかもしれません。
▪まとめ▪
以上より、傷んだり、汚れたりしたコルクマットを捨てる際、コルクマットにはダイオキシンを生じさせる塩素原子が含まれていないため、自治体の燃えるごみとして廃棄することができます。
しかしながら、大判のコルクマットは一辺が50 cmを越えてしまうため、そのままでは粗大ごみ扱いになってしまいます。ところが、コルクマットの素材であるコルクとEVAはカッターナイフで容易に切り取ることができるので、コルクマットを小さくすることで、普通の燃えるごみとして廃棄することが可能です。
それでは、使い倒したコルクマットを捨てて、新しいコルクマットと交換して快適な暮らしを継続してください。
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