コルクマットの大粒と小粒はどう違うの? その相違とそれぞれのメリット

unfixed-cork-mat■コルクマットの大粒と小粒はどう違うの? その相違とそれぞれのメリット■

▪疑問確認▪

コルクマットの表面のコルクには粒が大きいものと小さいものがあるようだけれど、どういう違いがあるの、という疑問を持つ方がいらっしゃるようですので、それに答えたいと思います。

 

▪コルクマットというもの▪

最近、フローリングの上に敷くものとして人気となっているものに、コルクマットがあります。これは、天然素材のコルクをEVAという軟らかい樹脂の板に貼り付けた仕様のものがほとんどとなっています。

EVAは、エチレン酢酸ビニルコポリマー(ethylene-vinylacetate copolymer)のことで、弾力性に富んでいます。そのため、転倒時の衝撃を吸収するので怪我になりません。また、物を落下させても大元の床が痛むことはありません。

そして、賃貸住宅ではコルクマットを敷くことで足音が階下に漏れません。

ジョイント式なので、部屋の形状や家具の置き方に応じて自在に敷き詰めることが可能です。

このような多くのメリットがあるので、コルクマットはとても持てはやされているのです。

 

コルクマットの仕様によって、使われているコルクの大きさに違いがあって、大粒のものと小粒のものがあります。その違いを以下で順次検証したいと思います。

 

▪原料となるコルク▪

地中海沿岸の乾燥した地域に生えているコルク樫の樹皮を加工したものがコルクです。このコルクはリサイクルが進んでいて、コルクマットに使われているコルクは、再利用されたものがほとんどです。

その加工の仕方によって、大粒のものからなるコルク、そして、小粒のものからなるコルクが作られるのです。リサイクルされたコルクというものは、実のところ、コルクの粒を接着剤で集成させたものなのです。

その際用いたコルクの粒が大きければ大粒のコルクマットになり、他方、粒が小さければ小粒のコルクマットになります。

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▪大粒のコルクマット▪

表面に大粒のコルクが使われています。従って、見た目が粗い感じがします。そして、手触りはややざらざらした質感がするものが多いと考えられます。

この手触りですが、ジョイント式ではなく、更にEVAに貼っていない高級品では、ワックスを塗ることで表面の粗さは解消されます。

というものの、普及品のコルクマットはそこまで手が加えられていませんので、多少の粗さが残るかもしれませんが、使っているうちにつれて馴染んでくることが予想されます。そうなれば、ざらつきは気にならなくなります。

 

それから、ペットがフローリングの上で滑って転倒する事故が多発しているため、これを防ぐためにコルクマットをその上に敷く利用法があります。その際、ペットがコルクマットを走り回るときには、大粒のものではざらざらしているので、グリップが効いて更に滑りにくくなり、弾力性とも相まって、足や関節の負担が軽減されます。

また、粒が大きいものを集成するという加工では、用いる接着剤の量が少なくなります。それ故、その分、シックハウス症候群になるリスクは低減されます。

 

 

▪小粒のコルクマット▪

表面に小粒のコルクが使われています。従って、見た目がとても滑らかな感じがします。そして、手触りも滑らかであるので、ざらつきによるストレスはありません。そのため、素足で載っても違和感を抱かなくて済み、とりわけ、汗をかく夏場には適していると言えます。

 

コルクの粒が小さいと用いる集成したものは、大きいものと比較してより密になっているために丈夫であると言えます。但し、用いる接着剤は多くなってしまいます。

しかしながら、シックハウス症候群の発生が社会問題になった経緯もあり、使われる接着剤にはホルムアルデヒドがほとんど含まれていないのが実情です。

従って、小粒のコルクマットでも、シックハウス症候群は気にするには及びません。一応、検査機関の検査基準を満たしているものを購入することが万全です。

 

▪効能は変わらない大粒と小粒▪

現在市販されているコルクマットは、EVAに集成したコルクを貼ったものです。そこに用いられたコルクの粒が大きいか小さいかの違いがあります。

確かに、表面のコルクに関しては、見た目と肌触りが大粒と小粒では違います。しかし、EVAという軟らかい樹脂に貼られているので、弾力性、防音性、断熱性、撥水性などの基本的な性能にまで差異は生じません。

従って、大粒でも小粒でもあまり効能に違いはないと言えます。要は、見た目の好みや触り心地が選ぶ際の根拠になります。

 

▪まとめ▪

以上より、コルクマットはEVAに集成したコルクを貼ったものです。そして、集成する際に用いたコルクの大きさによって大粒のものと小粒のものがあります。

しかし、粒の違いがコルクマットの根本的な性質を変えるほどの影響を及ぼすことはありません。大粒であれば、見た目が粗く、手触りもざらざらしています。一方、小粒であれば、見た目も手触りも滑らかです。

従って、これらの違いが、購入する際のポイントになると言えます。

それでは、大粒のものであれ、小粒のものであれ、コルクマットを床に敷いて快適な生活を楽しんでください。


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