薄型チェストのカスタマイズ

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■薄型チェストのカスタマイズ■

▪家具のカスタマイズは楽しみの1つ▪

既存の家具を購入してきて、予定通りに部屋の中に置いてみたけれど、自分の思っているイメージとは違っているということはなくもないことです。このような場合、どうすればよいでしょうか。多くの人はお金を払って買ったものですので、そのまま使い続けると思われます。しかし、もう少しアクティブな考え方を持っていて、自分で手を加えて思い通りに仕立ててしまうことも可能なのです。

このように、既存の家具であっても、カスタマイズすることができるのです。これにより、世界に1つしかないオリジナル家具が誕生します。さぞかし、部屋の中で威光を放つことでしょう。また、愛着がひとしお湧いてきて、大切に使うと思われます。

 

▪薄型チェストのカスタマイズ▪

薄型チェストは、奥行きがあまりない引き出し付きの収納家具になります。なぜ、薄型かというと、狭いスペースでも置いて使うことができるようにするという配慮からです。実際、洗面所、脱衣所、廊下、クローゼットなどのような狭い空間で使われています。

しかし、薄型チェストのサイズは致し方ないとしても、カラー、引き出しの取っ手、表面に貼ってある突き板なども既製となっています。

そのため、狭いところで使える収納という機能面だけでは満足できず、何かしらの物足りなさや違和感を抱くこともあり得ます。

従って、自分の持っているイメージやコンセプトに適う薄型チェストにするには、自分で手を加えてみるのも1つの解決策となるのではないでしょうか。

 

▪薄型チェストの塗り替え▪

昨今、イケアなどで売られている木地のチェストに自分の好きなように色を施すことが密かなブームとなっているようです。元の状態とは比べものにならないほど実に素晴らしいチェストへと変身しているのです。これと同じような作業を薄型チェストにすればよいのです。

製品のシリーズによって違いはありますが、薄型チェストには、ホワイト木目調、ダークブラウン木目調、ナチュラル木目調などのカラー仕様があります。

まず、色を塗り替えようとしている薄型チェストの表面がどのような素材であるかを確認する必要があります。価格の抑えられた薄型チェストであれば、天然木化粧合板、プリント合板、塩ビ合板などの突き板が貼られていることが多いと思われます。

下地となる素材が分かったら、そこに塗る塗料を入手することになります。下地素材によって適した塗料が異なりますので、ホームセンターや塗料屋などで、店員と相談したり、塗料製品の説明を参考にしたりして、塗料の種類を決めてください。そして、どういう配色にするかというデザインやイメージという構想に従って、塗料の色を選んでください。

塗装作業のやり方は、専門書、インターネット上のサイトなどに掲載されていると思われますので、ここで説明するよりもそれを参照してもらった方が詳細な手順が記載されていてよいと考えられます。

それから、実際に塗料を塗る際には、換気に気を付けて、気分の悪くならないようにしてください。

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▪薄型チェストの取っ手交換▪

家具の取っ手やつまみもアクセントとして重要なアイテムです。そのため、自分のお気に入りの取っ手を薄型チェストに据え付けたくなるものです。

ホームセンター、百円ショップ、東急ハンズ、ロフトなどで、DIY用の取っ手が豊富な品揃えで売られていますので、薄型チェストの引き出しの正面板のサイズ、及び、どのような配置にして取っ手を取り付けるかを決定してから、それに適うお好みの取っ手を選んでください。

また、忘れてはならないことですが、薄型チェストは価格を抑えるために、フラッシュ構造という、木枠を組んだものの両側に板を貼った構造をしているものがあります。そのため、取っ手を付ける際に、ねじできちんと固定されて付けられるか確認する必要があります。それができない場合は、引き出しの正面板の裏側から穴をあけて表側の取っ手を固定するという方法も考えられます。

そこで、念のため、店の店員と相談するのがよいでしょう。

怪我のないように作業を実施してください。

 

▪オーダー家具という方法も▪

自分で手を動かして思い通りの家具へと変身させることが面倒という人は、オーダー家具という方法もあります。

これならば、プロである家具職人が造ってくれるので、意向をきちんと伝えることで間違いのないものができあがります。部屋の中で自慢できる逸品となることでしょう。

但し、量産品ではありませんので、費用が掛かってしまいますが、注文する前に見積もりを出してもらうようにしてください。それでも、お金を掛けただけのものが手に入ると考えられます。薄型チェストはコンパクトな家具ですので、比較的費用も掛からないと思われますが、オーダー品がお気に召せば、別の家具のオーダーするのもよいかもしれません。

 

▪究極のカスタマイズはDIY▪

薄型チェストに関わらず、既存の家具を少し改良するだけでは物足りなく感じる人には、始めから自分で造るDIYをおすすめします。

まず板から購入することになり、また、工具も必要となります。近くのホームセンターで入手することができます。

また、設計図や造り方の詳細は、インターネット上で公開されているものがあると思われますので、これらを参照して製作すればよいでしょう。

 

▪まとめ▪

以上より、自分の気に入った家具を部屋に置くには、結局、自分の思いのままにカスタマイズする必要があります。薄型チェストも思い通りの仕様にするのも例外ではありません。色の塗り替え、取っ手の据え付けなど、簡単にできるものがありますので、挑戦するのもよいでしょう。

それでは、カスタマイズを施して薄型チェストを思い通りの上質な家具へと変身させて大切に使ってください。


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