リビングにも使える薄型チェスト?おすすめの利用法とは
■リビングにも使える薄型チェスト?おすすめの利用法とは■
▪疑問確認▪
薄型チェストは狭い部屋で使うというイメージがあるけど、リビングでは使えないの、という疑問を持っている方がいらっしゃるようですので、それに答えたいと思います。
▪薄型チェストとそのコンセプト▪
最近注目を集めているのが薄型チェストです。収納家具を置きたくとも狭くて置けなかったスペースに、奥行きがあまりない仕様にしたことで、一転、置くことができるようになったものです。
住宅内の狭い空間として、洗面所、脱衣所、廊下、クローゼット、カウンターキッチン下、トイレ、玄関など、数え上げてみると意外と存在するものです。このような狭小スペースに置けて収納として活用できるというコンセプトで開発されたのが薄型チェストなのです。
しかしながら、基本コンセプト以外の活用法が薄型チェストには考えられるのではないでしょうか。物理的に、大は小には収まりませんが、逆に、小は大に収まるのです。
従って、奥行きが約30 cmという薄型チェストは、全体的にコンパクトな収納家具となっています。そのため、広めの部屋に置いて利用したとしても、特に問題はないはずです。
▪リビングは一番いるところ▪
家の中で、睡眠のための寝室やベッドルームに次いで、滞在時間が長いと思われる部屋はリビングではないでしょうか。
家の中でリラックスできる場所をインターネット調査で、マイボイスコムが2014年に11,558人を対象に調べました。その結果、居間・リビングルームが67%、自分の部屋、寝室が30-50%で続きます。従って、リビングで寛ぐという人達が多いことが分かります。
従って、リビングが散らかっていると、とてもストレスを感じてしまいます。生活感がにじみ出ていると、やはり落ち着きません。そのため、リビングが整理、整頓されている状態を保つ心掛けや施策が必要になります。
▪リビングの広さ▪
リビングは、寛ぎやリラックスのための空間であるばかりでなく、ときにはお客さんがそこで時間を過ごすこともあります。そのため、圧迫感を感じないように、リビングはなるべく広くあるに越したことはありません。
最近は建築工法が進歩して、とても広い部屋を造ることができます。そのため、リビングがダイニングやキッチンと一体化したLDKという形態がよく見受けられます。
LDKの広さとして一般的に最も検討される広さが16畳になります。しかし、生活していくとどうしても物が増えてしまいます。そのため、可能であれば余裕のある18畳は欲しいところです。更に欲を言えば、4人家族ともなると20畳でしょうか。
他方、一人暮らしの人は、1Kや1DKという賃貸住宅に住んでいる方も少なくはないと思われます。
とはいうものの、日本の住宅事情を考えると、なかなかあまり広い家には住めないものです。従って、限られた空間を最大限に有効活用することで、物が溢れて散らかっていたり、お客さんを呼べないような生活感丸出しのリビングになったりすることを回避するように対策を取ることが肝要です。
▪リビングでの薄型チェストの利用▪
薄型チェストは、通常のチェストよりも奥行きが抑えられて薄くなっています。
そこで、空間を確保するためになるべく家具を置きたくないリビングには、薄型チェストは実は適した収納家具なのです。空間を占拠しないだけではなく、収納の本来の目的である物を仕舞うことにより、リビングが物で散らかることが避けられます。
それから、高さは4段のもので約79 cmと5段のもので約97 cmとなっているものがあり、それほど高くはありません。そのため、空間的に部屋が開放的で圧迫感が感じられません。リビングが広く見えることになるのです。
▪リビングを広く見せる施策▪
なるべく広いままで活用したいリビングですが、その方法は、薄型チェストを利用する以外にも存在します。
遠近法によって視角的に、心理的に広く見せる方法として、奥行きのある長方形という間取りにすることで、正方形という間取りよりも広く見えるのです。
また、同様に、視角的、心理的な効果として、天井を高くするというものです。
しかしながら、これらは、建築前の間取りやデザインの段階での施策ですから、建て売りの住宅ではリフォームでもしなければ対応できません。
そこで、後天的な対策としては、薄型テレビを壁掛けにすることで、テレビボードが不要になります。その分、空間が狭くならずに済みます。
光を反射するホワイト基調の家具を用いることで、部屋の中が明るくなって広く感じます。
やはり、何と言っても、薄型チェストの活用でしょうか。
▪まとめ▪
以上より、長い時間を過ごすリビングが散らかっているとストレスを感じます。そして、それを解消するために不用意に収納家具を置くと、リビングが狭くなり、新たなストレスの原因となります。そこで、奥行きのない薄型チェストを用いることで、これらの問題が一石二鳥で解決されるのです。
それでは、コンパクトなサイズの薄型チェストをリビングルームで利用して、リラックスした時空間をリビングでお過ごしください。
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