レザーベッドを台にした幼児の窓からの転落事故の可能性は?

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■レザーベッドを台にした幼児の窓からの転落事故の可能性は?

▪疑問確認▪

窓からの幼児や子供の転落・落下事故が頻発しているようだけれど、レザーベッドを踏み台とした事故は起こるのかどうか、という疑問を持っている方がいらっしゃるようですので、それに答えたいと思います。

 

▪窓からの転落・落下事例▪

子供がベランダや窓から転落する事故がとても多く起こっています。

東京消防庁の「STOP!子どもの「転落」」(STOP!子どもの事故シリーズ⑥)によれば、2歳女児が祖母宅3階で花火を観覧中、出窓の網戸が外れて転落し、重症を負った事例が報告されています。また、2歳男児が2階のベッド上で兄弟と遊んでいて、ベッド脇の窓から地上に墜落し、中等症を負った事例も報告されています。

 

それから、消費者庁の子ども安全メールfrom 消費者庁「ベランダや窓からの転落事故が発生しています!」(2016年 4月 28日 Vol.287)によれば、1歳児がソファによじ登り、1階の窓から網戸を突き破って3m下の地面に転落した事例が報告されています。

これにより、1階だからといって、安心できるとは限らないことが分かります。

 

従って、子供が窓から落ちる事故を未然に防ぐことが重要となります。

 

▪窓からの落下を防ぐには▪

まず、窓の近くに台となるベッド、ソファなどの家具を置かないことです。子供は頭が重いので、バランスを崩して落下してしまう可能性があります。また、特にバランスを崩さなくとも勢いで落ちてしまいます。

そして、窓に落下防止の手すりを付けることです。窓際に台となる家具がなくとも、子供が自分で台となり得るものを窓の近くに運んで、それに載って窓から落下することも充分考えられることです。

窓に落下防止の手すりが備え付けられていない場合、新たに付けるとよいでしょう。その際、業者に依頼するか、自分でDIYによって取り付けるか、という方法があります。

一戸建てでは、外壁に手すりを付けた方が室内に付けるよりも、見栄えや移動の動線の点で勝っています。しかし、マンションでは、外壁は共有部分である可能性があるので勝手に取り付けることができませんので、設置箇所は室内になってしまうでしょう。

 

▪二段ベッドの下段に見るJIS規格とSG規格の規定

JIS規格(S1104)とSG規格によれば、二段ベッドの下段は2歳以上の者、上段は6歳以上の者が睡眠のために使用することになっています。

従って、下段のみを、家庭用普通ベッドに適用すれば、2歳以上の者が使用するというように解釈されます。但し、二段ベッドの下段の高さがそのままであるという条件が付きます。そのため、ローベッド・フロアベッドは、2歳以上の者が使用するという規定からは外れると考えられます。

 

▪レザーベッドの仕様と落下危険性▪

ヘッドボード、フットボード、サイドフレームに高級感のあるレザーを施したベッドを特にレザーベッドと呼んでいますが、人気商品となっています。基本的には、JIS規格(S1102)で規定される家庭用普通ベッドに区分されます。

つまり、レザーベッドは、マットレス、及び、マットレスを支えるフレームなどの支持体となるベッド本体の組み合わせ、ということになります。

JIS規格における、二段ベッドと家庭用普通ベッドの規定の水平展開で、ローベッド・フロアベッドではないレザーベッドは、2歳以上の者が使うことになります。

そのため、窓際に置いた場合、2歳以上の子供がベッドに載っているときに、何かの加減で窓から転落してしまうことが大いに想定されます。また、2歳未満の幼児がベッドに上って窓から転落する危険性もなくもありません。

従って、ローベッド・フロアベッドではないレザーベッドは、台とならないように、窓の近くは置かないようにしてください。

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▪ファミリー向けのロータイプワイドのレザーベッド

また、レザーベッドには、高さの低いロータイプ・フロアタイプの仕様も存在し、背丈のない分、部屋が広く感じられます。この中でも、幅の広いワイドタイプは、ファミリー向けとして人気を博しています。

というのも、幼児と両親が文字通り、川の字のようになって寝ることができるだけではなく、ベッドの高さがないので床面に落下してもほとんど怪我をする危険性がないのです。

そして、ベッドの高さがないので土台としては不自由分で、窓際であっても落下の危険性は皆無ではありませんが、低下します。

但し、ヘッドボードが台となる可能性があるので、ヘッドボードを窓の側になるようにはレザーベッドを置かないでください。

 

▪まとめ▪

以上より、レザーベッドも通常のベッドと変わりありませんから、台代わりとなって窓から子供や幼児が転落するリスクは大いに潜んでいます。従って、レザーベッドを含めた家具など、台となる可能性のあるものを窓際に置かないことをお願いします。

更に、好ましくは、窓に落下防止の手すりがあるとよいです。

 

それでは、レザーベッドを含めた家具などを窓の近くに置かないように留意して、完全で快適なベッドライフをお楽しみください。


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