ライフプランに合わせた二段ベッドの経時的使用法

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■ライフプランに合わせた二段ベッドの経時的使用法

▪二段ベッドの使用年齢▪

二段ベッドの使用において、年齢に関して推奨されている規制があります。すなわち、JIS規格(JIS S1104)では、二段ベッドは2歳以上の者が使用することとなっています。更に、SG規格では、二段ベッドの上段は6歳以上の者が使用することとなっています。従って、両者を合わせて、下段は2歳以上の者、上段は6歳以上の者が使用することができることになります。

また、 総務省の「日本の住宅・土地-平成25年住宅・土地統計調査の解説」(平成28年2月29日)から推察するに、日本の住宅は3LDKが標準的な間取りであると考えられます。

そして、住宅が狭小であるため、最近、市販されている二段ベッドは分子式となっていて、上下を分けて手すりを外し、それぞれシングルベッドとしても使用することができます。

一般的に、2人が寝ることが想定される二段ベッドの購入を検討している家庭は子供用として二段ベッドを購入するとケースがほとんどと考えられます。その場合、家族構成は、子供が少なくとも2人であると推察されます。つまり、1人の女性が生涯に産む子供の人数を合計特殊出生率と言いますが、2014年時点での合計特殊出生率は1.42で、1975年以降、2を割り込んでいます。それ故、二段ベッドを購入する家庭は、子供の人数が2人と近似してもまったく実情から乖離することはないと言えます。

それから、子供の年齢差は、2-4歳が一般的であるようです。厚生労働省の「平成22年度「出生に関する統計」の概況」によれば、平成21年では、第1子を産んだ女性の平均年齢が29.7歳で、第2子を産んだ女性の平均年齢31.7歳、第3子を産んだ女性の平均年齢33.1歳となっているので、第1子と第2子の年齢差は2.0歳となります。

 

二段ベッドの年齢制限や家の間取りなどのファクターを踏まえて、二段ベッドの長期的視野に基づいた活用法を提案したいと思います。モデルケールは、日本の平均的な二段ベッドを買う家庭像となる、子供の年齢差が2-4歳である親子4人の家庭です。

 

▪子供が全員6歳未満▪

子供が6歳未満ですので、二段ベッドの上段で子供が寝ることができない状況です。分離式の二段ベッドを分離させてシングルベッド2つとして使用することになります。

第2子となる下の子供の年齢が2歳未満の場合、第1子となる上の子供の年齢はおおよそ2歳以上6歳未満となります。つかまり立ちを始める生後8ヶ月までは、第1子はベビーベッドや布団で寝て、シングルベッド2つを並べたセミダブルとして親子3人で文字通り川の字のように寝ることもできます。

1歳未満の子供は、乳幼児突然死症候群の起こるリスクがありますので、親の目が届く範囲で寝かせなければいけませんが、1歳を過ぎれば1人で寝かせることも差し支えありません。2歳未満の第2子は、ベッドからの転落リスクのない布団で寝るのが好ましいです。とはいうものの、第1子がシングルベッドで寝ていたら、間違いなく第 2子もシングルベッドで寝たがりますので、必然、第1子も布団ということになります。第2子が2歳に達するまでの過渡期は、思案に悩むところです。無難なところでは、両親がシングルベッド2つを並べたセミダブルで寝て、子供2人は布団で寝るということでしょうか。

第2子が2歳以上の場合、第1子の年齢が6歳に達するまでは、3LDKのうちの1部屋に、2つのシングルベッドとして使うのもよいでしょう。

 

▪子供の1人が6歳以上▪

第1子となる上の子供の年齢が6歳以上となる頃は、第2子となる下の子供の年齢も2歳以上となっています。従って、二段ベッドを重ねて使用することができます。この場合、6歳以上が上段で寝ることになります。

第1子が6歳以上であるときに、二段ベッドを購入するのが、第2子の過渡期の問題が根本的にないため、この時期に買うのが賢明とも言えます。

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▪子供1人に部屋1つ▪

子供が大きくなると1人部屋を持ちたくなります。その場合、3LDKのうちの2部屋を子供部屋として使用し、それに伴い、二段ベッドを分離したシングルベッドとしてそれぞれの部屋で使うのがよいでしょう。

 

▪子供の独立後▪

子供が成長して家を離れたら、処分せずに持ち続けるのであれば、帰省のときの寝場所の確保として重ねた状態にするのが少スペースになります。また、重ねても重ねなくてもいずれでも、親が使うという方法もあります。

 

▪まとめ▪

以上より、子供の成長に合わせて長期間、二段ベッドを使うのであれば、分離式二段ベッドというのが必須要件となります。そして、下段は2歳以上、上段は6歳以上という二段ベッドの使用年齢を考慮して、二段ベッドを分離したり、重ねたりして賢く使い分けすることができます。第1子が6歳以上であれば、二段ベッドの上段に寝ることができるので、省スペースという本来の目的で使い始めることができます。

それでは、無駄のない二段ベッド活用を実践して、学業などに支障をきたさないように睡眠を過不足なくとってください。

 

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