レザーベッドのダニが気になります

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■レザーベッドのダニが気になります

▪お悩み確認▪

レザーベッドを使っていたら、寝具やベッド床板、及び、革張り部分などにダニが発生するのではないか、というお悩みを持った方がいらっしゃるようですので、その悩みを解消したいと思います。

 

▪ダニが原因となる実害や疾病▪

まず、ダニのもたらす弊害について理解を深めたいと思います。

直接的な弊害として、ダニに噛まれるという外傷的なものです。しかし、日本の家屋の中にいるダニのほとんどは噛まない種類のものです。

そして、間接的な被害として、ダニの死骸、糞、脱皮殻などがハウスダストとして抗原(アレルゲン)となり、アレルギー反応やぜんそくを引き起こすという病理的なものです。

 

従って、安全で、健康的なレザーベッドでの安眠を得るには、ダニ対策は不可欠なことなのです。

 

▪ダニとその生息環境▪

ダニは節足動物門・蛛形綱・ダニ目に属する生物で、体長は0.2 mmから5 mmになります。

20-30ºCの温度と60%以上の湿度という高温多湿の環境を好んでいます。そして、屋内においては、食べ物の落ちたもの、ヒトのフケ、髪の毛、垢などをえさとしています。

 

▪レザーベッドで創出される環境▪

レザーベッドというカテゴリーに分類されるものは、ヘッドボードが革張りになっており、仕様によっては、フットボードやサイドボードにもレザーが張られています。

そして、それ例外のベッド本体は、S1102というJIS規格の規定する住宅用普通ベッドと同一視しても差し支えはないと考えられます。改めて、レザーベッドを見直すと、レザーがベッド本体に対して何かしらの作用を及ぼすとは思われません。

つまり、通常のベッドで創出される環境が、レザーベッドで創出されるものと同じなのです。

 

ヒトは寝ているときに約200 mLの汗をかいており、これが寝具に含まれて湿気を帯びています。更に、体温で寝具が温められています。従って、レザーベッドに使われているマットレスや掛け布団などにおいて、高温多湿の環境が形成され、結果、ダニが生息するのに適した状況となっています。

そして、フケ、髪の毛、垢がヒトから剥離したり、落下したりして寝具に付着して、ダニにえさを提供しているのです。

それから、枕はフケや髪の毛が表面にたくさん付着しており、また、汗に基づく水分を含んでいるので、ダニが中に多く潜んでいる可能性があります。

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▪湿気対策、及び、えさとアレルゲンの掃除▪

ダニの好きな湿気を除くために、こまめな対応が必要になります。そのため、カバーやシーツを適度に交換するとともに、枕や掛け布団を干して乾燥させてください。更に、マットレスを上げて、マットレスの裏側と、その下側になるレザーベッドの床板に風を当てて湿気を飛ばしてください。また、窓を開けて室内の空気を交換することで、湿気も屋外に放散していきます。

吸湿シートや除湿マットを敷いたり、湿気の籠もらないマットレスを使ったりするのも有効と思われます。

 

掃除の仕方ですが、マットレス、枕、床板などにおいて掃除機をゆっくりと動かして、アレルゲンとなるダニの死骸や糞、そして、元凶となっているダニそのもの、ダニの餌となるヒトのフケや垢などを、確実に吸い取ってください。急いで掃除機を動かして吸い取っても充分に吸い取れません。

また、洗濯機で水洗いすることで、ダニの糞や脱皮殻などのアレルゲン、及び、ダニの餌となるフケや髪の毛は洗い流されますが、ダニ自体は水に強いので死ぬことはありません。

ダニは50 ºC以上の熱、そして、乾燥で死ぬので、布団乾燥機を使うのも得策です。

そして、日に当てることも有効ですが、ダニが日光で温められた場所を避けて、影の部分に移動してしまいって根絶は難しいです。ただ、寝具の湿気が飛んで乾燥しますので、メリットはあります。

 

▪ダニ捕りマットによる物理的な駆除▪

ダニが好む誘因物質によっておびき寄せて、捕獲するという製品です。

これもダニ対策の1つとして試してみるのもよいでしょう。

 

▪レザーベッドの革張り部分におけるダニ▪

通常、レザーの張られたヘッドボード、フットボード、サイドボードは、ダニの隠れる場所がありません。そのため、ここにダニが発生するリスクは低いことになりますので、寝ている箇所を懸念すれば充分と言えます。

しかしながら、レザーが劣化してきて亀裂が生じた場合、そこにダニが居着く可能性が考えられます。従って、劣化した際には、張り直しや買い直しなどの対応が求められると思われます。

 

▪まとめ▪

以上より、レザーベッドを使うことで汗と体温により高温多湿となり、ヒトのフケや垢などのえさが撒かれ、ダニが繁殖するのに適した環境が創出されます。その結果、ダニの死骸や糞などをアレルゲンとするアレルギー反応が引き起こされます。

そこで、湿気、及び、えさやアレルゲンを除去することが求められます。

そのため、寝具を交換したり、天日干ししたりするだけではなく、普段隠れているところを露出させるためにマットレスを上げ、風を当てて湿気を飛ばしてください。また、掃除機をゆっくり動かしてきちんとえさやアレルゲンを吸い取ることができます。

それでは、ダニの害から解放されたレザーベッドでの安眠を享受してください。


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