コルクマットは土足でも平気?

疑問確認

 オフィスのフロアマットやカーペットは土足でも平気だけれども、コルクマットはどうなの、という疑問を持っている方がいらっしゃるようですので、それに答えたいと思います。

フロアマットという床材

 フロアマットとは、非常に広範な領域の床に敷くマットのことを指します。カーペット、コルクマット、ジョイントマットなど、多くのものがこの範疇に含まれます。
 そのため、用途はさまざまあると言えます。その中には、オフィスやビルの床に使われているカーペットのようなものも含まれます。なかでも、汚れた部分だけを交換すればよいという理由で、タイルカーペットが人気となっているようです。
 オフィスやビルという場所の特性からして、靴を履いたままで上に載るという土足が通常のことであると考えられます。

 その一方で、日本の家屋のように玄関で靴を脱いで、屋内に入るような場所では、土足に対応していないフロアマットが使われることになります。
 このように、フロアマットの種類や用途は、多岐に渡っているので適材適所で使う必要があります。といっても、そう身構える必要もないと思われます。

コルクという床材

 コルクは、コルク樫の樹皮を剥がして加工したもので、ポルトガルの特産品ともなっています。このコルクの用途は、実に多くのものがあります。特に、ワインのコルク栓が最も需要がある製品ですが、それ以外にも、建材としても使われています。
 コルクは、生きていた細胞が徐々に死んでいき、リグニン、スベリン、セルロースから主に構成される細胞壁だけが残ったものです。このような多孔質構造により、とても弾力性を備えており、また、音を吸収したり、断熱性を示したりなど、特徴的な性質を有しています。

 また、緻密な高分子からできているので、撥水性や撥油性を呈したり、頑強性を持っていたりします。
 このような特徴を踏まえて、コルクは床材として用いられています。その理由として、柔らかいこと、天然素材なので見た目がよいこと、防音性があることが挙げられます。

サグラダ・ファミリアの床には

 実際に、コルクが床材として用いられている事例として、世界遺産であるサグラダ・ファミリアの聖堂の床があります。約2,000平米の広さにコルクが敷かれているのです。
 そして、表面にワックスが掛けられ、輝きを放っているのです。
 教会という場所であるので、ミサが執り行われている際には、靴音などが空間内に響いては差し支えあります。そのため、靴が床に当たる衝撃を吸収し、また、音自体を多孔質構造で吸収するコルクは、教会の床材として適したものです。

 このように、コルクの特性を十二分に活用した利用法が床材でなされているのです。従って、他の場所でも床材としてコルクを積極的に用いるべきと考えられます。
 また、コルクが、オフィスの床に使われているカーペットと同じように、土足で用いることに支障のないことが分かります。

コルクマットというジョイント式の敷物

 現在、日本の家屋で人気となっている敷物がコルクマットです。汎用品は、コルクをエチレン酢酸ビニルコポリマー(EVA)という樹脂の表面に貼ったものです。更に、ジョイント式となっていますが、そのため、部屋の形状に合わせて自由自在に敷き詰めることが可能となっています。
 購入理由としては、防寒、防音、転倒時の衝撃吸収、天然素材などが挙げられます。
 また、コルクとEVAが撥水性と撥油性を備えているので、泥汚れは、水洗いすれば取り除くことができると考えられます。つまり、掃除やメンテナンスは容易なのです。

 従って、コルクマットは土足でも問題ないと思われます。この場合、もはや直に寝転ぶことはできなくなるというトレードオフが必要になります。
 このような活用法は、ジョイント式であるため、コルクを床材として床に敷く加工賃がいらないという点は魅力ではないでしょうか。

欧米では室内も靴で過ごす

 日本では玄関で靴を脱ぎますが、最近では少し変化が見られるものの、欧米では靴のままで部屋の中を過ごします。
 そのため、柔らかくて汚れにくいコルクマットは、床に敷くものとして適しているのではないでしょうか。

排水性のよい場所にコルクマット

 コルクマットを排水性のよい場所に敷くことで、屋外でも使うことは可能と思われます。というのも、コルクマットは水分を透過しないので、マットの下に水が残ってしまうことになると考えられるからです。そして、下に水がある状態でコルクマットを靴で踏むと、連結部の隙間から水が溢れてくる可能性があります。
 そのため、排水性のよいという条件が付きます。しかし、雨の日には、石材のように滑り易いものと違って、グリップが効くために滑りにくくなっていると考えられます。

 また、ハイヒールのような尖った靴では、コルクマットに穴が空いてしまう可能性があります。
 コルクマットの特性が考慮すれば、屋外でもコルクマットを敷いて、土足でその上を歩くことは可能です。

まとめ

 以上より、柔らかくて音を吸収するコルクは教会の床材にも採用されているように、靴で載ることに問題はありません。
 他方、ジョイント式のコルクマットも、床に貼られたコルクと本質的に変わるところはありません。そのため、コルクマットに土足で載ることは可能であり、撥水性と撥油性からb泥汚れも落とし易いと考えられます。
 それでは、コルクマットを土足で載るという今までにあまりなかった利用法を試してみてはいかがでしょうか。


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