コルクマットの上に電気カーペットは敷いても大丈夫?

疑問確認

 コルクマットの上に電気カーペット(ホットカーペット)を敷くことで、冬の寒さを凌ぎたい場合、コルクマットが電気カーペットの熱で変形したり、融解したりするのではないかという不安を感じている方がいらっしゃるようですので、その不安を解消したいと思います。

コルクマットに使われるコルクとEVAには断熱性

 コルクマットは、スポンジ状の樹脂であるエチレン酢酸ビニルコポリマー(EVA)に、空気が充満した微少空間からなる多孔質構造のコルクをEVAシートの表面に貼ったものですので、断熱効果や保温効果は潜在的にあります。そのため、冬のフローリングの冷たさがその上にコルクマットを敷くことで遮断されて伝わってきません。
 しかしながら、それ自体には熱源はないのでコルクマットが熱を積極的に発することはありません。そのため、寒い冬、特に北国で、コルクマットの上に電気カーペットを敷いてぽかぽかと暖まりたいという欲求は当然のことと考えられます。しんしんと伝わってくる底冷えから能動的に解き放たれることでしょう。

冬に多発する事故

 さて、冬によく起こる事故や怪我として、低温やけどや脱水症状が知られています。低温やけどは、暖房器具などで作られた比較的低めの高温によって、長時間に渡って、体の同じ箇所が暖められた場合、やけどと似たような水ぶくれなどという症状が現れます。
 これは、電気カーペット、電気毛布、こたつ、カイロ、湯たんぽなどにより引き起こされます。あまり動き回ることのできない赤ちゃんや高齢者が低温やけどを起こすことがとても多いです。軽度の低温やけどは、自覚症状があまりないためにほとんど気づかず、水ぶくれや、もっと症状の悪化した壊死に至って漸く気が付くのです。
 ですので、低温やけどは、自覚しない間に発症しているので、非常に怖いものです。

 また、脱水症状は、汗をかいて、体内の水分や塩分が不足する状態ですが、電気カーペットの上に長時間いることにより発症することがあります。とりわけ、汗腺のまだ発達していない赤ちゃんや、水分補給が不十分になりがちな高齢者、更に、頭領病患者のように血流のよくない人は、脱水症状を起こす可能性が高いです。冬の空気は乾燥しているので、なおさら、水分が失われやすいのです。
 それから、電気カーペットに寝た状態で毛布などを掛けた場合、かいた汗が籠もって熱中症に近い症状を起こすこともありますので、非常に注意が必要です。

電気カーペットの特性

 独立行政法人国民生活センターの商品テスト結果「暖房器具の安全な使い方-その1 電気カーペット-実使用上の安全性-」(平成16年11月5日)で、電気カーペットの5銘柄を無作為に選んで、その表面温度の最高温度を計測したところ、42 ºC から46ºCまでであることが分かりました。
 接触時間、接触面積、血行の状況などによっては低温やけどや脱水症状を起こす可能性のあることが示唆され、特に赤ちゃんや高齢者はその危険性が高いということでした。
 ですので、電気カーペットの上で、赤ちゃんを寝かしつけるのは危険ですので、気を付けてください。

EVAの熱可塑性と電気カーペットの熱

 コルクマットの土台となっているEVAは、熱可塑性という性質を持っています。つまり、常温では変形しませんが、加熱すると軟化して成形可能となり、その温度が下がると元のように固化する性質を持ったスポンジ状のプラスチック樹脂です。
 熱可塑性を示す樹脂が熱によって変形し始める温度を軟化点と呼びます。一般的なEVAの軟化点は、EVA成分の含量によって違いますが、約60ºCから約90ºCの間となっています。この温度に達したときに、コルクマットは変形するのです。

 従って、一般的な電気カーペットの表面温度の最高が42 ºCから46ºCの間となりますが、カーペットの厚みから推してその裏面の温度もこれと同じか、空気中への熱の放散がないためこれよりも少し高いと言えます。それ故、この温度は、EVAの軟化点である約60ºCから約90ºCよりも低いものになると考えられます。
 ですので、電気カーペットの熱で、コルクマットのEVAが融けることはないということになります。更に、スベリンとリグニンからなる頑強な高分子の多孔質であるコルクが、EVAの上に貼られているので、コルクの断熱作用により、実際にEVAに伝わる電気カーペットの熱は減弱化されています。

まとめ

 以上より、コルクマットの上に電気カーペットを敷いて使ったとしても、コルクを介して伝えられる熱でEVAの軟化点まで暖められることはないため、コルクマットが熱で変形することはないと考えられます。
 しかし、実際に電気カーペットの裏面の最高温度を測定したわけではありませんので、コルクマットと電気カーペットの間に、アルミニウム製の断熱シートを挟んでおくことを強く推奨します。そして、しばらく何か異常がないか確認しながら使用してみてください。
 また、EVAの変形だけではなく、特に、加湿器をご使用の家庭は、冷たい床とコルクマットの間に万が一生じる可能性のある結露にも注意してください。


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