志賀直哉旧宅の子供部屋の床には

志賀直哉と白樺派

 志賀直哉(1883-1971年)は、日本を代表する著名な文豪で、『城の崎にて』、『暗夜行路』などの作品がよく知られています。また、「白樺」という雑誌の創刊に、武者小路実篤、木下利玄らとともに関わり、有島武郎、里見弴、柳宗悦らもメンバーとして加わっていき、白樺派は、大正デモクラシーという自由な雰囲気の中で、人文主義や理想主義を標榜する文芸思潮として一大勢力をなしました。

 白樺派によって、ロダンの彫刻や、セザンヌらの印象派絵画などの芸術が日本に紹介されました。そのため、志賀直哉は、白樺派の活動を通じて、文芸のみならず、芸術への造詣をも深めていったのです。

奈良の旧宅

 志賀直哉は各地を転々としますが、やがて、京都の山科から奈良に転居して借家暮らしを始めました。そして、この地が気に入ったため、大正14年(1925年)に、上高畑町に土地を買い求めて、自ら設計した邸宅を建てました。

 実は、この家の子供部屋の床には、コルクが使われていたのです。当時、コルクが床材として使われ始めた頃ですので、志賀直哉の新しいものに対する鋭い嗅覚がいかに優れたものかが分かります。それに加えて、子供部屋にコルクを敷くという実利的センスは本当に驚かされます。
 サンルームはタイル張りで、その他の部屋は、畳かフローリングでした。つまり、子供が走り回って転んでも怪我のないように配慮し、あえてこの部屋だけコルクなのです。

 庭には、子供ためのプールも設えていますので、志賀直哉がいかに子供を愛していたかが推し量られます。2男6女の子供に恵まれましたが、長女と長男は生まれて間もなく亡くなってしまっています。そのため、子供を溺愛したのだと考えられます。

作品紹介、暗夜行路

 完成までに17年もかかったライフワークとも言うべき小説です。昭和12年(1937年)に脱稿しました。

時任謙作は、自分の出自や恋愛問題のより、精神の彷徨に悩まされますが、京都に行く機会があり、しばらく逗留することにします。そこで、古寺や古美術品という、人がかつて作り出して今に伝えられているもの、そして、雄大で神秘に満ちた自然と接することで、その心を癒やされていくのです。

そのとき、知り合った女性と結婚するものの、その後の生活で心が満たされることはありませんでした。このような折に、伯耆の大山の山頂を目指して登っているとき、そこから見える眺望や曙光に、何とも言えない感動を覚え、真の心の解放を感じる、という物語です。

どんな苦境にあっても強い意志を持って生きることの大切さが描かれた作品です。

作品紹介、城の崎にて

 「白樺」に明治43年(1910年)で発表された短編小説です。

山手線の電車にぶつかって怪我をした主人公は静養のために城崎温泉に出掛けました。そこで、蜂の死骸や、川に流される鼠を偶然見てしまいます。そして、死を間近にした瞬間に恐怖を感じます。更に、イモリに石を投げて死なせてしまいます。こうして、死んでいった動物たちと、まだ生き残っている自分には差がないと思うのでした。結局、この場を離れて帰り、命を長らえたのでした。

 命のはかなさと尊さを主題となっている小説で、生きることの意味や大事さを問い掛けられているのです。

作品紹介 万暦赤絵

 昭和8年(1933年)に発表された随筆で、骨董愛好家が読む作品の一つとなっています。

 万暦赤絵とは明代の万暦年間に官窯である景徳鎮で焼かれたものです。これが正札会で高額な値が付けられて売られていました。しかし、あまりにも高額で買うことができず、その帰りに寄ったペットショップの犬が万暦赤絵と比べると余りにも安いので、買って帰りました。

 その後、満州鉄道の招待で満州に行きますが、万暦赤絵を買うことができませんでした。満州鉄道部長のところの蒙古犬が子犬を産んだので、この子犬を送ってもらうことにしました。

 最後に、妻から、万暦赤絵を買うつもりが犬を飼うことになるのをたしなめられます。

 志賀直哉の犬好きがよく分かります。実際に奈良の旧宅で犬を飼っていました。この随筆に出てくる犬なのでしょうか。

愛子さまの部屋の床には

 皇室御用達として、コルクの積み木が愛子さまのご愛用の品として使われました。口に入れても、下で舐めても、安全ということです。また、投げて誰かに当たっても怪我には至らないということです。この積み木は、コルクの優れた使われ方の一例です。

 さて、愛子さまの誕生に際し、東宮御所の皇子室とよばれる部屋の一室が、愛子さまの部屋として床にコルクが敷かれました。これは皇室の使った費用と用途が報道されたことから知られました。また、秋篠宮悠仁さまの部屋の床もコルクと巷では言われています。
 コルクが、防寒対策となり、また、優れたクッション性を示す点などが、赤ちゃんや幼いお子さんの安全面で問題がないために、採用されたと考えられます。これ以降、コルクマットブームが始まったようです。


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