割れない鏡はちょっと特殊な感じがするけど、どうやって捨てたらいいの、という疑問を持っている方がいらっしゃるようですので、それに答えたいと思います。
現在、価格が安いなどの理由で最も普及しているタイプの鏡は、板ガラスに銀膜部、銅膜部、保護塗料が塗られた構造を有しています。そのため、地震などで落下・転倒したり、物が当たったりしてガラスが割れて飛び散ることがあります。
そのため、そのガラス片を踏んだり、拾おうとして手を切ったりする事故が起こる可能性があり、危険をはらんでいるのです。
そこで、割れる素材を用いない鏡が、安全面で求められます。
これを実現したのが、J.フロント建装のリフェクスミラーに代表される「割れない鏡」と呼ばれるものなのです。ガラスの代わりにフィルムが使われているので、割れて鋭利な破片が飛び散ることはありません。裏側は、アルミ角パイプや硬質ウレタンボードとなっています。
また、東プレの割れないミラーは、プラスティックとアルミニウムの複合体となっていて、割れない構造となっています。そして、フィルムミラーが表面に施されています。
従って、破片で怪我をすることがないので、大反響になってとてもよく売れているのです。
しかし、この割れない鏡ですが、通常のガラスの鏡と違っているので、廃棄したい場合、捨て方が違う可能性があるので、ここでは、それを検証してみたいと思います。
まず、最も普及しているガラスの鏡の捨て方をみます。
自治体にごみを処理してもらうのが、一番手間が掛からないのではないでしょうか。
大阪市では、鏡は普通ごみとして捨てることになっています。その際、厚紙に包んで袋に「キケン」と書いて注意を喚起するようにしてください。
また、最大の辺、または、径が30 cmを越える場合は、粗大ごみとして扱われ、処理手数料が掛かります。その際、粗大ごみ収集受付センターに連絡することになっています。
北九州市では、鏡は普通ごみとして捨てることになっています。また、指定の袋に入らないものは粗大ごみになります。そして、粗大ごみとして捨てるには、粗大ごみ受付センターに連絡することになっています。
鏡台となると家具として扱われ、大阪市では、粗大ごみとして1,000円の処理手数料で処分してくれます。
北九州市では、鏡台を粗大ごみとして廃棄するには、300円の処理手数料で処分してくれます。
自治体に、鏡を捨てる際、大阪市のように「キケン」と書くことからも分かるように、割れる鏡が前提になっていると考えられます。
また、自治体によって、割れる鏡の捨て方に関してルールが違いますので、事前に確認してから捨てるようにしてください。
物が当たったり、倒れたりしたくらいでは、割れることがないことを謳い文句にしているのが、割れない鏡という製品です。そのお陰で、ガラスの鏡のように鋭利な破片が飛び散らないので安全なのですが、捨てる場合は少し廃棄に手間が掛かるかもしれません。
自治体では、最大の辺、または、径が30 cm 未満の鏡であれば、普通ごみとして捨てられます。多くの自治体では、割れる鏡、ないしは、割れない鏡という区別はされていませんので、この大きさに収まるものであれば、普通ごみとして廃棄できると考えられます。一応、普通ごみとして捨てる前に、住んでいる自治体に確認してみてください。
しかしながら、ほとんどの割れない鏡の最大辺は30 cmと越えています。従って、粗大ごみとして捨てることになると考えられます。裏側は固い素材でできていますので、これを壊して最大辺を30 cm未満にしようとするのは、できなくもないでしょうが、怪我をする可能性があります。無理をしない方が賢明です。
粗大ごみとして出す場合も、割れない鏡というものが比較的新しいものなので、自治体としても割れない鏡を想定していないことも考えられます。そのため、事前に確認する必要があると思われます。
自治体に普通ごみや粗大ごみとして廃棄する以外に、廃品回収業者に依頼するという方法もあります。この際、廃棄料が必要になると思われますが、自治体のように指定された場所まで運ぶ手間が省かれるので便利と言えます。
また、リサイクル業者に依頼するのであれば、場合によっては買い取ってもらえる可能性があります。というのも、リフェクスミラーは、割れないだけではなく、反射率が高いので明るくて鮮明な像が映し出されるので人気となっているのです。
以上より、割れない鏡を自治体に処理してもらう場合、割れる鏡を捨てる規則に準拠して捨てることになると考えられます。従って、最大の辺、または、径が30 cm未満は、普通ごみ、それ以上は粗大ごみになります。
それでは、割れない鏡をルールに則って廃棄して、環境に配慮した生活をお過ごしください。
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