鏡を用いた狭い部屋を広く見せる工夫 そのメリットと効用について
■鏡を用いた狭い部屋を広く見せる工夫 そのメリットと効用について■
▪日本の住宅事情▪
日本の住宅は狭いと言われますが、特に都市部ではその傾向が顕著となります。
総務省のデータに因れば、平成25年において、1住宅当たりの延べ床面積は94.42平米となっています。しかし、東京都は64.48平米、神奈川県は76.62平米、大阪府は76.22平米となっていて全国平均を下回っています。
そして、同じく総務省のデータに因れば、平成25年において、1住宅当たりの部屋数は、全国が4.59、首都圏3.90、中京圏4.84、近畿圏4.42となっていて、東京では延べ床が狭いだけあって、部屋数も少なくなっています。3LDKが標準と考えて差し支えないようです。
それ故、狭いながらも楽しい我が家を創出するためには、部屋が広く見えるような工夫が必要となります。それによって、圧迫感が感じられなくなり、ストレスのない生活を送ることができます。
▪物を映す鏡の効果▪
鏡の本来の目的は、自分の姿を映し出して、身だしなみを整えたり、フォームを確認したりすることにあります。しかし、それだけに留まらず、鏡にはそれとは違った機能が備わっているのです。
つまり、部屋の中に鏡があるとその部屋が広く見えるという視覚効果があり、狭小住宅ではとても重宝します。それには理由が2つ挙げられます。
1つは、鏡面に明かりが反射して、部屋の中が明るく見えることで広く感じるというものです。
そして、もう1つは、鏡の部屋が映り込んで、あたかも鏡の向こうにも部屋があるように見えるというものです。
従って、鏡を上手に使うことで、部屋の雰囲気を演出できるだけでなく、部屋の広さも広く見せることができるのです。そのため、鏡を部屋のどこに据えるか、フレームにカラーのあるものはどの色にするのか、鏡の大きさをどれくらいにするのか、という要素が重要となります。
▪汎用鏡の素材と潜在的危険性▪
現在、一般的に普及しているタイプの鏡は、鏡面が板ガラスでできているものです。そのため、万が一、物が激突したり、落下したりした場合、ガラスが割れて危険な破片が飛び散る可能性があります。そして、その鋭利な破片で切り傷を負うことにもなります。
そのため、安全を考慮するならば、割れない素材を用いた鏡というものが求められます。
▪割れない鏡というもの▪
安全面から、割れる素材であるガラスではなく、フィルムを鏡面に用いた鏡が開発されました。つまり、フィルムという割れない柔軟な素材であるため、割れて危険な破片が飛び散ることはありません。それ故、割れない鏡は安全なのです。
また、フィルム、アルミニウム、プラスチックという軽量素材が用いられているので、割れない鏡自体が全体として軽くなっています。どれだけ軽くなっているかと言えば、対応するガラス鏡の数分の1の重さになっています。
従って、割れないこと、及び、軽いことより、割れない鏡は安心して室内で使うことができるのです。
割れない鏡と呼ばれるものの中で、リフェクスミラーは特に人気となっています。というのも、大きめのサイズが用意されているだけでなく、鏡面の反射率が高いので映る像が極めて鮮明であるからです。もちろん、割れないという安全面も選ばれる理由となっています。
▪部屋に据えるのは割れない鏡▪
大きめの鏡であれば、それだけ効果的に部屋を広く見せることができます。そのため、大きなサイズが用意されているリフェクスミラーが適しています。
そして、このリフェクスミラーは反射率が高いので、明かりが効率的に反射されます。
更に、割れないため、安全面でも部屋に据える鏡としては最適です。
このように、部屋を広く見せるためにリフェクスミラーがおすすめです。
要は、部屋がよく映った状態の鏡を見ることが可能な壁などの場所に取り付けることが、部屋を広く見せるコツと言えるでしょう。
▪鏡の他にも部屋を広く見せる工夫▪
鏡を使う方法以外にも、部屋を広く見せるやり方があります。
雑然とした状態ではなく、片付いている状態にすること、白を基調とした壁紙とすること、照明で明るくすること、背の高い物を置かないこと、薄型チェストのような奥行きのない家具を置くことなどがその方法と考えられます。
これにより、鏡と組み合わせて相乗的な効果を上げて、部屋を広く見せることができます。
▪まとめ▪
以上より、日本の都市部では狭い家が多くなっているので、室内を開放的な感じとするためには部屋を広く見せる工夫が求められます。その1つに鏡の効果によるものがあります。
しかし、鏡を室内に設置する場合、ガラス製では割れて怪我をするリスクがあります。そこで、割れない鏡と呼ばれるものが取り挙げられます。中でも、リフェクスミラーは大きめのサイズがあって反射率が高いため、部屋を明るく大きく見せるにはとても最適なのです。
それでは、部屋の様子が映り込むようにリフェクスミラーを壁に設置して、部屋が広く見える状態を創出することで、広々と感じる暮らしをお過ごしください。
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