【DIY】2×4という木材はどういうもの?

■2×4という木材はどういうもの?

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▪DIYブーム

昨今、自分自身で棚や収納などを作るDIYが流行しています。DIYとは、Do It Yourselfの頭文字を取ったもので、文字通り、自己で行うということです。

DIYのよいところは、家の間取り、部屋の在り方に合わせて家具などを設置することが可能である点です。従って、きっちりと収まるものを置くことができます。

 

本格的なDIYであれば、とてもデザイン性に富んだチェストなどの収納家具を造ることもあります。これならば、市販のものでは手に入らない完全オリジナルの、且つ、お気に召した家具を獲得することができます。

 

そして、ここまで本格的なものでなくとも、棚を設える程度のことであれば、簡単に自分でも造ることができます。

更に、パーツが出来上がっていて、後は、設置場所の寸法に合わせて組み立てるだけというお手軽なキットのようなものも販売されています。

つまり、DIYは、個々の作業者のレベルに合わせて、どのようなものにもあるということです。

 

ホームセンターでは、安くて加工の容易な規格化された木材が売られています。これを利用することで、DIYの初心者から達人まで、素晴らしい作品が創出されるのです。

 

▪2×4という木材、および、その寸法

2×4とは、2インチ x 4インチという規格です。それ以外にも、1×4などの規格があります。具体的には、2×4は、約38 mm x 約89 mmとなります。

売られているものは、ある程度研磨され、四方の角も丸めてあります。それ故、手をあまり加えずに使うことができます。

 

そして、長さもいろいろとあります。6フィートや8フィートなどがよく使われます。

最近はやりのディアウォールやラブリコという天井と床に、木材の柱を突っ張り棒のように立てる際には、2×4が主に使われます。材の両端に部品を装着して使います。これには、8フィートの長さのものを購入して、天井の高さに合わせてカットして使います。

 

▪2×4という木材の木の種類

木の種類には、2種類あります。それは、SPF、および、ホワイトウッドです。

SPFは、スプルース(Spruce、米トウヒ)、パイン(Pine、マツ類)、ファー(Fir、モミ類)を指しています。産地としては、アメリカやカナダになります。

他方、ホワイトウッドは、欧州トウヒで、その名の通り、白くて節の小さいものです。産地としては、スウェーデンになります。SPFに比べてやや腐りやすいので、屋内での使用に用います。

 

▪購買場所と購入方法

2×4の木材は長いので、ホームセンターのようなDIY向けの店で取り扱われています。従って、実店舗であれば、ホームセンターで購入することになります。

これならば、実際の商品を見ることができるため、質のよい木材を購入することができます。しかし、長いものは電車で輸送するのは少し難しいため、自家用車で運ぶか、自分で担いで運ぶことになります。また、配送料を出せば、家まで配達してくるので、これを利用することもできます。

 

そして、ネット店舗でも、2×4の木材が販売されています。これならば、実店舗の配送料よりも安く配達してくれます。

しかしながら、どのような質の材が送られてくるか、検討がつきません。そのため、反りや割れなどがある材が届くことがないとは言えません。

従って、この点を予め理解した上で、ネットでの購入をすることが求められます。

 

▪入手可能な2×4という木材の実態

実際に2×4を購入する場所は、近所のホームセンターになるかと思います。

しかし、同じ系列のホームセンターであっても、店舗によって売られている2×4の材の質が異なっています。当然ながら、質の良いものから売れていき、質の悪いものが残っていくことになります。

つまり、8フィートのような長さのあるものは、屋外に置いてある場合と屋内に置いてある場合があります。

屋外に置いてあるものは、風や紫外線に当たるため、乾燥や劣化が進んでいるものが多くなっている傾向があります。反りや割れがあるものがあることになります。但し、入荷したてのものは、それほど傷んでいないので、屋外の商品に関しては、これが狙い目となります。

それに対して、屋内に置いてあるものは、風や紫外線から守られているため、屋外のものよりも質がよいと言えます。

 

従って、家の周りに2店舗、3店舗のホームセンターがあるようであれば、面倒がらずに全店舗を回って物色することが賢明です。

また、配送を依頼すると配送料を取られるので、肩に載せて担いでいくことがよいと考えられます。体力に自信があれば、1本が約4 kgのものを一度に3本担ぐことが可能です。何度も往復して疲れてきたら、2本に減数して運ぶのがよいでしょう。

ネット店舗で購入する際は、配送料は安くなりますが、どのような商品が送られてくるか分かりません。そのため、実店舗で、反り、割れ、傷などのないものを厳選して購入することをおすすめします。

 

▪ホームセンターのカットサービス

ホームセンターなどでは、木材のカットサービスを行ってくれます。これを利用すれば、のこぎりを用いて自分で長さを調整する必要がなくなります。そのため、とても便利なサービスと言えます。

但し、カットできる長さが決まっていたり、カットサービスの行っていない店舗があったりします。そして、直線カットに限定されていて、例えば、L字カットのような高度なものは受けてくれません。

 

とはいうものの、自分のDIY技術を上げるためにも、自分でのこぎりでカットすることがよいのではないでしょうか。

 

▪研磨方法

2×4の木材は、ワトコオイルのようなもので着色させると、杢目がきれいに現れて美しくなります。このようなもので製作された棚や家具などは、部屋の中にあるととても映えて素晴らしいです。

着色する前に表面を研磨することで、染料のムラがなくなるだけでなく、手触りもツルツルして気持ちよくなります。

 

研磨には、240番のサンドペーパーでまず磨きます。但し、傷がやや深めであれば、100番のサンドペーパーで磨いてならします。

更に、一回、ワトコオイルを塗って15分くらい乾燥させてから布で拭き取ります。1時間後に再度、ワトコオイルを塗って、乾かないうちに400番のサンドペーパーで磨くと、隙間に削られた粉が入り込み、ツルツルな表面となります。

これは、ワトコオイルを用いた場合の対処法になります。

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塗る塗料の使用方法に従った研磨をすることで、的確な磨きによって素晴らしい木材に変身させることが可能です。

このような材を用いたDIYは、やっていて楽しくないわけがありません。

 

▪まとめ

以上より、DIYに適した材として2×4があります。最近、ディアウォールやラブリコという製品と併用するDIYが流行していて、これに2×4の8フィートがよく用いられます。そのため、2×4は汎用性がある木材で、これを使ってさまざまな作品を創り出すことができます。

2×4は規格化された木材で、約38 mm x 約89 mmになります。そして、ある程度、表面が研磨され、角が丸めてあるため、比較的容易にDIYを実行できます。

それでは、2×4の材を使って素敵なDIY作品を製作してみてはいかがでしょうか。


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