日本ですっかり定着した観のあるクリスマスですが、その過ごし方は人それぞれの違いがあるようです。その1つにイルミネーションを見に行くというものがあります。
しかし、このイルミネーションですが、クリスマスに開催されるようになってから、全国的にも長いもので15年程度の歴史です。つまり、それほど古いものではありませんが、それでもここ数年でとても人気となっているのです。
最近行われるようになったクリスマスのイルミネーションですが、クリスマスには点灯されないものの、神戸には神戸ルミナリエという有名なイルミネーションがあります。平成7年(1995年)12月から、阪神・淡路大震災犠牲者の鎮魂、及び、神戸の復興を願って、現在まで続けられています。
このように、イルミネーションの伝統のある近畿ですから、クリスマスには幾つものイルミネーションが催されます。そして、三大都市圏の1つであるだけあって、その規模も大きいものちなっています。ここでは、大阪と神戸に限って紹介したいと思います。
大阪・光の饗宴の一環として行われるものです。中之島を中心としたもので、光と水の共演が見られます。また、中之島は、江戸時代に天下の台所と言われ、全国の諸藩の米倉が置かれた場所であり、明治維新後は大大阪と呼ばれた商都の中心の1画として築かれた歴史的な建物が存在します。すなわち、光と水と歴史が織りなされた光景が繰り広げられるのです。
その歴史的建造物である大阪府立中之島図書館の壁に、光で描いたウォールタペストリーが映し出されます。
全長約150 mのケヤキ並木がイルミネーションで飾られ、音楽に合わせて光の色が変化していくイルミネーションストリートが楽しめます。
11月中旬から12月25日まで点灯されています。
これも大阪・光の饗宴の一環として行われるものです。大阪で最も有名な通りである御堂筋が、約4 kmに渡ってイルミネーションで彩られます。
平成27年(2015年)1月に、最も多くの街路樹にイルミネーションを施した通りとして、世界記録に認定されるように、規模は世界的にも大きなものです。
イルミネーションの色を変えて、それぞれの地区でテーマを表現しています。
11月下旬から1月中旬まで点灯されています。
梅田スカイビル、ワンダースクエアで開催されるものです。高さ 27m の新梅田シティ・クリスマスツリーがそびえ立つ空間で、約20万球のイルミネーションのイベントが行われます。その名の通り、ドイツのクリスマスをコンセプトとしており、ドイツのオーナメントやキャンドルのようなクリスマスグッズに加えて、ソーセージやグリューワインのようなドイツの食べ物も販売されます。
11月中旬から12月25日まで点灯されています。
神戸フルーツ・フラワーパークで行われるもので、施設型イルミネーションイベントとしては関西最大級の規模を誇ります。
会場を幾つかのエリアに分けて、それぞれのテーマに則った光の演出が見られ、とても幻想的な雰囲気となります。
11月上旬から2月中旬まで点灯されています。但し、入場料が必要になります。
神戸市立須磨海浜水族園で行われるものです。約300万球のイルミネーションによって表現された幻想的な夜の水族館が舞台となった半屋内型のイルミネーションイベントです。
12月上旬から2月下旬まで点灯されています。但し、入場料が必要になります。
神戸ハーバーランド、神戸ガス燈通りが会場となっており、約10万球のイルミネーションで約110本からなる欅並木が光りで彩られます。同時に、ガス灯も点されるので、とても幻想的でロマンティックな雰囲気となり、異国情緒の漂う港街である神戸らしいものです。
6月上旬から3月下旬まで、点灯されています。
以上より、クリスマスにイルミネーションを楽しむことが広まっているようです。東京にも引けを取らないほどのクリスマスのイルミネーションが関西にも存在します。そして、大阪と神戸に焦点を当ててみると、大阪では、OSAKA 光のルネサンス、御堂筋イルミネーション、ドイツ・クリスマスマーケット大阪などが人気となっています。他方、神戸では、神戸イルミナージュ、須磨アクアイルミナージュ、神戸ガス燈通りのイルミネーションなどが著名となっています。
神戸ルミナリエという全国的に知られたイルミネーションという伝統があるため、関西のクリスマスイルミネーションも、恋人たちを満足させるものと考えられます。
それでは、近畿一円にお住まいの方、クリスマスの時期に旅行に来られる方は、大阪や神戸のイルミネーションを見に行ってはどうでしょうか。
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