暑さ指数(WBGT)とは何ですか?

疑問確認

 夏の暑い時季によく見掛けるWBGTとはどういうものなの、という疑問を持っている方がいらっしゃるようですので、それに答えたいと思います。

日本の夏の暑さ

 ヒートアイランド現象や地球温暖化によって、日本の都市部の夏の暑さは尋常ならざるものとなってきました。昔であれば、木々や地面があるため、直射日光が葉に遮られたり、地面に熱が吸収されたりしました。
 しかしながら、近代化が進んだ結果、都市は、木々や地面が失われて、アスファルトやコンクリートで覆われるようになり、直射日光が跳ね返されて照り返しとなる一方、地面や壁が暖められて、その熱が徐放されます。
 更に、エアコンの室外機から出される排熱が都市の大気を暖めます。
 こうして、都市はとても暑い状況となっており、これをヒートアイランド現象と呼んでいるのです。まさに局所的に暑くなっている地域が島のようになっています。

 そして、地球温暖化も問題となっています。これは、エアコンなどの夏の電力需要をまかなうために、石油やガスなどを燃やして電力を得る火力発電所から出される二酸化炭素という温室効果ガスが原因の1つと考えられています。
 人類の経済活動によって膨大な量の二酸化炭素が放出されており、そのため、昔に比べて平均温度が上昇していることは紛れもない事実です。
 この地球温暖化が都市の暑さを一段と厳しいものにしています。

 このような酷暑によってさまざまな弊害が生じています。

熱中症というもの

 7月から9月という夏の暑い時季に多く発症するものに熱中症があります。症状としては、めまい、頭痛、嘔吐、筋肉痛、意識障害、痙攣などが見られます。
 その原因は、異常な体温の上昇、並びに、水分と塩分の体内からの消失です。こうした状態になると、正常な生命機能が営まれることはなくなり、最悪な場合、死に至ることもあります。

 実際、環境省の発行している「熱中症 環境保健マニュアル2014」によれば、とりわけ暑かった2010年は1,745人の人が熱中症で亡くなっています。そのうちわけとして、男940人、女805人となっています。

 そのため、熱中症にならないように留意する必要があります。それと同時に、近くにいる人が熱中症になった場合の対処法を知っておくことは大切です。

暑さ指数(WBGT)とは

 暑さは気温だけで決定されるものではなく、幾つかのファクターが関与しています。すなわち、気温、気流、湿度、輻射熱の4つのファクターが特に重要となっています。
 これらの4つの要素で決定されるものを暑さ指数(WBGT、Wet-bulb Globe Temperature)と呼んでいます。また、湿球黒球温度とも言います。

 算出方法としては、日射のある屋外であれば、WBGT = 0.7×湿球温度+0.2×黒球温度+0.1×乾球温度 、となります。
 日射のない屋外、ないしは、屋内であれば、WBGT = 0.7×湿球温度+0.3×黒球温度、となります。

WBGTに基づく熱中症予防

 WBGTが28ºCを越える辺りから熱中症で死亡する人が現れてきます。そして、更にWBGTが高くなると指数関数的に熱中症で死亡する人の数が急増します。
 従って、このWBGTは熱中症の発症に関して、判断するための指標となります。

 すなわち、日本体育協会の「熱中症予防のための運動指針」によれば、WBGTが21-25 ºCであれば注意が必要で、25-28ºCであれば警戒を要します。28-31ºCであれば厳重警戒となり、31ºC以上であれば作業や運動は中止となります。

空調服とは

 非常に暑い環境下で激しい作業をする人達の間で、最近、人気となっているものに、ファン付き作業着とも呼ばれる空調服があります。
 これはその名の通り、腰のところにあるファンが外気を取り入れて服の内部を循環させます。その際、汗が気化して体表面から気化熱を奪ってきます。そして、湿気を帯びた空気は排出口から外に出されます。
 こうして、体温の上昇することが抑えられます。また、体温上昇を防ぐこの仕組みを生理クーラーと言います。
 このように空調服は、暑い場所で作業しても快適に過ごせるため、建設現場や工事現場で働く作業員が好んで利用しているのです。そして、このような作業員を雇用する企業も、空調服を積極的に導入するところが少なくありません。

空調服に基づく熱中症予防

 空調服は体温の著しい上昇を抑えることができる機能的な作業着であることが分かりました。そのため、酷暑で激しい作業や運動をする場合、空調服を着用して利用することで、熱中症の発症を予防できることになります。

まとめ

 以上より、近代的な経済活動の結果、日本の都市部では夏の暑さがとても耐えがたいレベルにまでなってきています。その暑さにより、熱中症が多発して、死亡事故も起こっています。
 そのため、熱中症にならない対策が必要ですが、暑さ指数(WBGT)が指標となります。WBGTが28ºC以上になると死亡事故が起こる可能性が高くなります。
 それでは、暑さ指数(WBGT)を気にしながら空調服を利用し、熱中症とは関係のない快適な夏をお過ごしください。


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