最近、ファンが腰に付いている作業着のようなものを着ている人を見掛けるけど、あれは何、という疑問を持っている方がいらっしゃるようですので、それに答えたいと思います。
南国の外国人でも耐えがたいのが日本の夏の蒸し暑さです。日本が海に囲まれた島国であることも高温多湿である理由の1つと考えられますが、それ以外にも理由があると思われます。
特に大都市において暑さが厳しくなっています。かつてに比べて、緑の生い茂った木々や、土の見える大地が街中からほとんどなくなりました。その代わりに、アスファルトやコンクリートが一面を占めるようになり、真夏の日差しが遮られることなく、そのまま跳ね返されたり、熱が蓄熱されて徐々に輻射されたりするようになりました。
その結果、街中の気温はとても高くなるのです。更に、室内を涼しくするために使われるエアコンの室外機から出される排熱も暑さを助長させています。
こうして、都市部では夏の暑さが厳しいものとなっているのです。そのため、暑さの対策が大事になります。
狭い空間では、熱や湿気が籠もるため、非常に高温多湿の環境が創出されることがあります。更に、夏の暑さが加わると、もはや耐えられないものとなります。
このような場所には、キッチンや厨房、工場などがあります。特に、火を使う作業をする際には、火の熱が間近にあるので暑さが各段、厳しくなります。
従って、狭小空間での作業を行い、暑さで体調を悪くしないように気を付ける必要があります。
暑い場所で作業をしたり、運動をしたりすると熱中症になることがあります。その原因は、体温の著しい上昇、および、水分や塩分の体内での枯渇が挙げられます。
その結果、めまい、たちくらみ、頭痛、筋肉痛、筋肉の硬直、意識障害、痙攣などが発生します。そして、意識障害や痙攣などが起こるような際には命に関わる事態ですので、早急に救急車を呼んで、医療機関に搬送しなければいけません。
故に、熱中症を決して軽く見てはいけないのです。予防法と対処法を事前に知っておくことが大切になります。
暑い部屋にいると空調に頼りたくなるものです。そして、この空調とは、大概の人は家電のエアコンを思い起こすと思われます。
実のところ、空調とは空気調節の略語でした。つまり、エアコンディショニングであるので、エアコンということで間違いはありません。空気の清浄度、温度、湿度、圧力を調節することになります。
これを行う器機には幾つかありますが、その代表的なものがいわゆるエアコンです。
酷暑の環境で激しい作業をする作業員の間で、とても持て囃されている作業着として空調服があります。別名、ファン付き作業着とも言います。
これは、腰の部分にファンが付けられており、外部から空気を取り入れて服の内側を循環させて排出口から出します。その際、汗が風により蒸発して体表面から気化熱を奪います。これにより、一陣の風を受けるがごとく、涼しく感じるのです。
もともと、東南アジアの国々が豊かになってエアコンを使うようになったら、大量のエネルギーを必要となるのではないか、という危惧から空調服が開発されました。
まさにポータブルな空調器機としてエアコンの代わりを充分に果たしているばかりでなく、燃費に関してもエアコンより充電池が電源である空調服の方が優秀となっています。
このため、空調服が徐々に普及していっているのです。
体温が著しく上昇することを抑えるために、空調服は熱中症の発生を防ぐことができます。汗の蒸発によって体温を下げるという、生理クーラーの原理が使われているので、暑い場所で作業をしても必要以上の汗をかくこともありませんし、体温も上昇しないのです。
そのため、炎天下のような作業環境である現場作業員や建設作業員に、熱中症対策として空調服が用いられているのです。
空調服にはさまざまなニーズに合わせていろいろな仕様が用意されています。サイズ、種類、素材、カラーなど、幾つも設えてありますので、好みのものが見付かるはずです。
すなわち、サイズとしては、M、L、LL(2L)、XL(3L)、4L、5Lがあります。
種類としては、つなぎ服、ワークブルゾン、タチエリブルゾン、ナダレス、作業着、ブルゾンがあります。素材としては、ポリエステル製、ポリエステル65%・綿35%製、綿100%製があります。
以上より、メディアなどに取り上げられたりして注目されている空調服は、腰のファンを回して生理クーラーの原理によって体温の上昇を防ぐ作業着です。小型のエアコンを所持しているようなものです。
サイズ、種類、素材、カラーなどの仕様もいろいろあって、用途や好みに合わせて選ぶことができます。
それでは、空調服を着用して、日本の暑い夏での作業や運動を無事故でこなしてください。
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