宮付きのレザーベッドが欲しいので探している、もしくは、そもそも宮付きというものがどういうものか分からない、というお悩みを持った方がいらっしゃるようですので、その悩みを解消したいと思います。
ベッドの一般のヘッドボードに物が置けるような棚があったり、物を仕舞っておける収納がもうけられたりしているものがありますが、この部分が宮と呼ばれるものです。そして、宮付きとは、文字通り、宮が付いているベッドになります。
レザーベッドにも、レザーの張られたヘッドボードの上部が棚になっている仕様の宮付きの製品が作られています。
この宮というものは、日本が発祥となっているようです。もともとはタンスや飾り棚などの和家具で使われていた技法が、ベッドの宮に応用されたものと考えられます。和家具の需要が減ってくる中で、ベッドの宮も職人が手掛けたのかもしれません。もしくは、和家具の職人が西洋式のベッドの作製を請け負って、余技として宮を設えたのかもしれません。
始まりはよく分かりませんが、宮が付けられるには、それなりの理由が存在するはずです。
端的に、宮の良さは物が置けたり、ちょっとした装置や設備を付属させたりすることができるという点です。
活用例としては、寝る前に見ていた本やスマートフォンを棚に置いてみたり、喉の渇きを潤すために飲んでいた飲み物を入れたカップやコップを置いたり、それから、早起きに備えて目覚まし時計を置いたりすることができます。また、お気に入りの人形やフィギアなどを置けば、気持ちが安らいで心地よい睡眠をとることが可能です。
そして、コンセントが設けられていれば、スマートフォンなどの通信機器の充電にも仕えます。また、スタンド式の小型照明の電源としても利用できます。逆に、始めから照明が付いているものもあります。
しかしながら、レザーベッドの場合、メインテーマであるヘッドボードにレザーを張るという仕様であるため、木製のヘッドボードに比べると、宮の機能は限定的となってしまい、引き出しや戸棚は設けることは残念ながら難しくなっています。
とはいうものの、レザーベッドの宮であっても、本、カップ、ペットボトル、メガネなどを置いたり、スマートフォンの充電をしたりするのには充分な作りとなっています。
レザーベッドの種類として、必ずしもすべてが宮付きであるわけではありません。従って、宮付きでない場合、物がヘッドボードに置けないことになります。それに、後からDIYで宮を付けようとしても難しいと思われます。多くの人は、これを承知の上で、いわば宮なしのレザーベッドを購入しているのです。
しかしながら、考えようによっては、レザーベッドの中でも、ローベッドやフロアーベッドのタイプのものは、寝ているマットレスの床からの高さがあまりないため、フローリングなどの床に直置きで、物が置けます。ですので、目覚まし時計のようなものであれば、何の支障もなく床に直置きすることができるでしょう。
早速、お試しになってはいかがでしょうか。
宮付きではないレザーベッドで、床板の高さがそれなりにあるものは、床に直に物を置くのには手がなかなか届きません。そこで、どうしても身の回りに物を置きたいのであれば、サイドテーブルを使われるのがよいでしょう。
目覚まし時計は、もちろんのこと、本やメガネなど、様々な物を置くことができます。但し、サイドテーブルを置くだけのスペースが必要になります。
サイドテーブルを利用する場合、どのようなサイドテーブルにするかという選択の楽しみも生まれてきます。やはり、レザーベッドのコンセプト、ないしは、部屋のコンセプトに合わせたものを選びたいものです。
以上より、レザーベッドにも宮付きの製品があることが分かりました。宮付きの宮とは、ヘッドボードに物を置ける棚、及び、物を収納できる引き出しや戸棚が備え付けられている部分を指しています。また、電源となるコンセントが付いているものや、照明の付いているものもあります。
但し、レザーベッドの宮に関しては、ヘッドボードがレザー貼りとなっているので、引き出しや戸棚を設けるのはあまり適していなく、上部に物を置ける棚が付いている設計になっているものがほとんどで、コンセントも付けられています。
そのため、レザーベッドの上に載って、読んでいた本や見ていたスマートフォンを寝るときに宮の上に置くことができます。また、現在人には不可欠な目覚まし時計も置くことができてとても便利です。
それから、寝る前に、スマートフォンの画面から発せられるブルーライトを長く見ると、メラトニンという睡眠を促すホルモンの分泌が減って寝られなくなりますので、ほどほどにした方がよいでしょう。
それでは、宮付きレザーベッドで快適なベッド周りを創出してください。
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