レザーベッドのロータイプ・フロアタイプに至るベッドの歴史・起源

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■レザーベッドのロータイプ・フロアタイプに至るベッドの歴史・起源

▪ベッドの起源▪

ベッドが最初に使われ始めたのは、壁画や埋葬品からBC3200年頃の古代エジプトであると考えられます。木製のベッドですが、枕はまだ一般的には使用されておらず、傾斜が付けられていて、脚の長さを前後で変えて頭の方が少し高くなっていました。

そのため、フットボードが設けられ、落下を防いでいました。しかし、埋葬品としては、枕も出土していますので、枕自体は既にあったようです。

そして、メソポタミアで枕が使われるようになり、枕が落ちないようにヘッドボードが設けられるようになりました。現在に繋がるベッドの構成上のスタイルが確立されたことになります。

古代ギリシア・ローマ時代では、ベッドは睡眠だけではなく、食事をするためにも使われました。また、ソファの代わりとして使われることもありました。このように、ベッドは、寝ること以外にも、別の要素が目的として取り入れられるようになっていったのです。

 

このように、古代において、今のようなベッドのスタイルが既に確立していたことが分かります。

 

▪ヨーロッパでのベッドの発展▪

ローマ帝国が崩壊してから、ヨーロッパにおけるベッドの進展はほとんどありませんでした。しかし、十字軍が中東からカーテンを持ち帰り、ベッドの周りをカーテンで囲うことが行われるようにもなりました。カーテンを天井から吊してベッドを囲うことで隙間風や明かりの入り込むのを防いだのです。

やがて、14世紀には天蓋が作られて、ベッドを覆うようものも現れました。これにより、天井の高い部屋ではほこりがベッドに落ちてこないようになりました。また、天蓋にカーテンを付けることもよく行われました。

更に、技術が発展してくると、とても豪華なベッドが設えられるようになりました。それに、18世紀以降、マットレスの発展はめざましいものがあり、藁や綿が詰められていたものが、羽毛などとなり、20世紀初頭にはコイルマットレスが発明されました。

 

▪レザーベッドとは▪

JIS規格(S1102)が規定している家庭用普通ベッドの中でも、ヘッドボード、フットボード、サイドフレームがレザー張りになっている仕様のベッドのことをレザーベッドと言っています。

レザーには、本革と、それを忠実に再現した合成皮革がありますが、いずれも高級感と存在感を感じさせる素材です。本革は限られた原皮を確保することと原皮をなめす作業をすることが求められるために高価になってしまいます。

それを克服するために、樹脂で作られた合成皮革を用いることで価格を安価に抑えることが可能となっています。

科学技術を使用するため、合成皮革の製造技術の発展した20世紀中葉以降に、レザーソファでの人気を経て、レザーベッドが登場したと考えられます。従って、比較的新しいタイプのベッドを言うことができます。そのため、モダンで都会的なイメージを備えているのでしょう。

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▪ローベッド・フロアベッドとは▪

ベッドにもいろいろな仕様があります。収納付き、折りたたみ式、二段ベッド、レザーベッドなど、使用する人と寝室のニーズに合わせて使い分けられています。

その中に、ローベッド、ないしは、フロアベッドと呼ばれるものがあります。これは、マットレスを支えるフレームと床板の床面からの高さが低く抑えられたデザインです。印象としては、建物の高さ制限のある地区のように、ベッド高が低いため、空間に圧迫感がなく、開放的な感じを受けます。

更に、高級な印象を与えるレザーを用いたレザーベッドのローベッド・フロアベッド仕様のものは、ベッドの高さがないために、空間の中での革張りのベッドボードの存在感は圧倒的なものではないでしょうか。

 

レザーベッドのローベッド・フロアベッド仕様のものは、特異な存在であると考えられます。

 

▪ヨーロッパでのライフスタイルの変化▪

中世のヨーロッパでは、一般家屋においてトイレのないのが普通で、おまるで用を足して、汚物を決められた場所に捨てたり、窓から道路に捨てたりしていました。従って、当然、街はとても不衛生で、汚いものでした。そして、ヨーロッパは、靴を履いたままで部屋の中も過ごしました。

それ故、ベッドは床面からある程度の高さを持ったものである必要があったのです。他方、異臭を隠すために、香水が発達することになります。

 

しかし、下水道などが発達しておかげで、現在ではヨーロッパは中世の頃とは違って、とても衛生的な環境となりました。そして、衛生に関する啓蒙も進んで、ヨーロッパでも部屋の中で靴を脱ぐことの合理性が理解されてきました。

それは、床面からある程度の高さをベッドが備えている必要性がなくなったことを意味します。このため、ローベッド・フロアベッド仕様のベッドでも、ヨーロッパでも問題なく受け入れられることが可能となったのです。

 

つまり、レザーベッドのローベッド・フロアベッド仕様のものは、ベッドの進化の過程で最も先端に位置していると言うことができます。そして、ベッドの進化は今も止みません。

 

▪まとめ▪

以上より、古代エジプトから古代ギリシア・ローマの時代にかけて、既に現在と同じようなスタイルのベッドが確立していました。更に、カーテンや天蓋が付随したり、マットレスが進展したりして、ベッドも徐々に進化していきました。

そして、近代において衛生的な環境が整えられると、生活スタイルにも変化が見られ、ヨーロッパでも家の中では靴を脱ぐ人達も多くなりました。その結果、床面からの高さのほとんどないローベッド・フロアベッド仕様のベッドが登場しました。

他方、科学に進歩で本革と遜色ない合成皮革が作れるようになり、レザーベッドという新たな領域が形成されました。

つまり、レザーベッドのローベッド・フロアベッド仕様のものは、最先端のモダンスタイルなのです。

それでは、開放的で、先端的なローベッド・フロアベッド仕様のレザーベッドでの快適睡眠生活をお過ごしください。


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