アナログからデジタルに移行することで大変革が起きた製品の1つにカメラが挙げられると思われます。デジタル化によって、今までフィルムに映像を残していたものが、画像データや映像データとして記録メディアに映像が残せるようになったのです。
そのため、この変化に対応できなかったイーストマン・コダックは、平成24年(2012年)に倒産してしまいました。一方、富士写真フイルムは、デジタルカメラを製造したり、医療映像に進出したりして、事業の主軸をフィルムから他に移行させることに成功して倒産を免れました。象徴的な出来事として、富士フイルムに社名を変更しています。
デジタル化による恩恵は、映像の記録の方法が変わっただけではなく、他にもありました。つまり、ある程度の大きさを持つフィルムを使わずに済むようになり、SDカードのような小型の記憶メディアで対応するようになったのです。結果、カメラを小型化することが可能となりました。
デジタル化以外の技術革新が進んで、機器全般で小型化ができるようになり、実用に支障のない小型カメラが誕生したのでした。そして、この小型化に伴い、様々な用途に活用できるようになったのです。
ミノックスI(Minox)は、9.5 mm幅のフィルムを使う小型カメラで、大きさは100 mm強でした。1936年からラトビアのリガで造られるようになりましたが、第2次世界大戦によってこの地域が混乱したために、本拠をドイツに移して、現在でもミノックスという会社は、ミノックスシリーズを造り続けています。とはいうものの、時代の波に翻弄される宿命にあるのか、デジタル化されている製品となっているようです。
造り出された当初からスパイカメラと称されていました。実際、ミノックスIは掌にすっぽりと収まる大きさなので、誰にも知られることなく、諜報活動をすることができたのではないかと考えられます。
アナログ時代のスパイカメラにも、タバコの箱、マッチ箱、懐中時計などの形をしたカモフラージュカメラは存在しました。これらは、実際にスパイが諜報活動で使用したものなのです。
しかし、デジタルによって小型化するようになると、精巧さが増しているようです。つまり、小型カメラであるとは気づきにくいカモフラージュカメラと発展しているのです。
その結果、何も意識していない人は、見事な擬態によってカモフラージュカメラが設置されていることに気付くことなく、通常の振る舞いをとることになります。当然ながら、カメラの存在に気付けば、警戒して本来の行動とは違う振る舞いをとることになってしまいます。
ですので、暴力などの何かしらの犯罪などの記録映像を撮ることに際し、確実に現場を押さえるためには、対象となる者に気付かれずに撮影することがとても大事なことであることが分かります。これを、小型カメラでも、カモフラージュカメラが可能とするのです。
しかしながら、カモフラージュカメラのように、屋内であれ、屋外であれ、設置されていること、ないしは、携帯されていることが分からないとなると、悪用する人が現れることがやはり危惧されます。つまり、盗撮に悪用される可能性があるのです。
とはいうものの、小型カメラを用いた盗撮によって捕まったニュースをよく見聞きします。悪いことをしているという罪悪感が態度に出ているのかもしれません。結局、悪いことは割に合わない行為なのです。些細なことで人生を棒に振るのはつまらないことですので、このようなことのないようにお願いします。
信頼の置けるメーカーの製作した小型カメラを使いたいものです。さもないと、きちんとした映像は残せません。
2大メーカーが小型カメラ業界でよく知られています。スパイダーズX、及び、匠ブランド、がそのメーカーになります。
当店では、小型カメラのこの2大メーカーの正規となる製品を数多く取りそろえておりますので、検討してみてください。
以上より、小型カメラの先駆けとして、1936年にミノックスIという大きさが100 mm強しかないスパイカメラの異名を持つカメラが開発されました。しかし、デジタル化によってアナログのフィルムが不要になったりして技術革新が進み、更に小型化が進みました。その結果、使用方法の幅が広がり、擬態化したようなカモフラージュカメラも登場しました。このカメラは設置したことが分からないので、暴力や窃盗などの現場を捉えた望みの映像を記録して証拠とすることができます。
また、小型カメラを使うことによって、模型に設置してその移動映像を楽しんだり、サーフボードやスノーボードなどのスポーツ器具に設置しての実況映像を楽しんだりする用途も考えられます。
しかし、小型カメラは両刃の剣となるものですので、使う方は気を付けてご利用でください。
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