ハロウィンイベントが社会問題になっているらしいけど?

疑問確認

 ハロウィンで参加した人達のモラルに関して社会問題が起きているようですが、その実情はどうなっているのか、という疑問を持っている方がいらっしゃるようなので、それに答えたいと思います。

急速に浸透したハロウィンの反動

 昨今急激な勢いで日本に浸透してきたハロウィンですが、その速度があまりに速すぎて決まりなどがまだ定まっていないのが実情です。そのため、非日常性を求めてハロウィンコスプレをする人には、ある程度羽目を外しても平気という感覚を持っている者も少なくはないようです。
 他方、広まる速度が速すぎた故に、決まりが明確化されてないことに伴う弊害が生じているのも事実です。そのような事例を検証してみたいと思います。

アンケート・調査から見える問題点

 ハロウィンに関する問題に関して調査で客観的に探ってみることにします。
 千趣会のベルメゾン生活スタイル研究所が2015年に3,987人に対して行った調査では、日本のハロウィンに違和感を覚えるかどうか、という問いに、63.7%の人が違和感を覚えると答えています。更に、仮装をするは自由だが、ごみを散らかすなどのマナーの悪さを感じる人は、77.3%に上りました。
 最近広まってきたハロウィンですが、参加者のマナーの悪さに嫌悪感を抱いていることが浮き彫りになりました。

主催者なきハロウィンの仮装イベント

 日本で一番多い参加者数を誇る、川崎市で行われる「カワサキ・ハロウィン・パレード」などには、主催者が存在してイベントの運営を取り仕切っています。そのため、参加者の暴走は起こらないで済みます。
 しかしながら、渋谷や六本木で行われているハロウィンのイベントには、主催者がなく、自主的に各々が参加している野放図のような状況なのです。従って、まさに無秩序によって様々な問題が生じているのです。
 同じコスプレを楽しむイベントであるコミックマーケット(コミケ)の方がマナーはよいようです。

ハロウィンコスプレをしながらの飲酒

 ハロウィンの夜に、いわゆるハロウィンハイになっている状態で仮装をしながらお酒を飲んでしまう人がいます。お酒が入る前から興奮気味ですから、酔った際は大変なことになります。つまり、暴れ回る者が続出するので、警官が出動して対応に当たっています。
 飲酒のマナーには留意するようにしましょう。

仮装後の街中のゴミ問題

 海外にも報道されているハロウィンの晩に行われるスクランブル交差点などを中心とする渋谷のハロウィンコスプレですが、いろいろな問題があります。
 渋谷の街にハロウィンコスプレ衣装を身に包んで徘徊したり、大騒ぎしたりして、一晩経った11月1日の朝は、大量のごみが散乱していて、見るだけでも醜悪であるのに加えて、異臭が漂っているのです。
 テロ対策の一環として最近、東京に設置してあるゴミ箱は少なくなっています。そのため、ゴミを捨てるのに困り果て、路上に置いたり、飲料自販機脇の空き缶・空き瓶捨てに捨てたり、コンビニエンスストアのゴミ箱に捨てたり、植木や茂みの脇に置いたりして、街中がゴミだらけになります。

 この大量のごみを片付けるのは、住民や店舗店員の人だけではなく、ハロウィンイベントに参加した一部の人達自身やボランティアの人です。
 2016年、そして、2017年の渋谷のハロウィンは、DJポリスが交通整理をしていたのが話題となりました。そして、2018年は、直前の日曜日である10月28日の渋谷が問題となり、メディアで取り挙げられていました。その後、逮捕者まで出ているので、やはり問題があると言えます。とはいえ、2019年は沈静化に向かったようです。

仮装の着替え場所がないので直行・直帰

 マンダムが18歳から30代までの女性438人を対象として2015年10月に実施した調査では、ハロウィンで欲しいサービスが聞かれました。その結果、着替えができるスペースの提供、メイクができるスペースやブース、無料のハロウィンメイクサービス、仮装のコーディネート、撮影ブースの設置、着替えなどの荷物預かり、という回答がありました。
 着替えやメイク場所が求められていることが分かります。
 実際、それらがないので、ハロウィンコスプレをする場所に行くのも、終わって帰るのも、衣装を着たまま、電車やバスに乗るという状態になっています。血糊が付いている場合は、一緒になる乗客が驚いたり、怖がったりしているのです。
 絶対数が大きく異なることもありますが、コミックマーケットのコスプレでは、このようなことはないようです。

トリック・オー・トリートを巡るトラブル

 子供たちがお菓子を貰いに回るトリック・オー・トリート(Trick or Treat.)で、訪問してもらいたくない家、お菓子を用意していない家などもあるため、些細なトラブルが起こるようです。
 また、海外では、毒入りのお菓子を渡された事例や、不法侵入で銃殺された事例もあるので、気を付けた方がよいです。

まとめ

 以上より、日本のハロウィンは急速に浸透したため、まだルールが確立されていない観があります。そのため、折角楽しいハロウィンなのですが、立場が代わると不快に思う人もいるようです。
 ハロウィンのイベントが終わった後の大量のごみが放置されたり、捨てられたりする問題は、特に深刻で社会問題にまでなっています。
 ですので、モラルのあるハロウィンを心掛けていただきたいと思います。


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