最近耳にするようになった跳ね上げ式ベッドとは、いったいどんなものなの、という疑問を持つ方がいらっしゃるようですので、それに答えたいと思います。
ウサギ小屋と称せられる日本の住宅は、狭いものです。それは、日本の国土が、山の多い島国であることが背景にあります。
つまり、家を建てるのに最適な平らで堅い土地が少ないのです。従って、人口密度の高い都市部では、土地の確保が困難で、個々の家の敷地はとても狭くならざるを得ません。
その結果、延べ床面積が小さい住宅が一般的になっています。それでも、戸建ては3階建ての建築が可能となったため、比較的広くなりました。しかし、アパートやマンションのような集合住宅では、戸建てに比べると狭くなっています。
そのため、狭小空間に伴う何かしらの問題が生じてしまいます。例えば、収納スペースがないために、部屋が物で溢れてしまうことが挙げられます。こうなると、雑多感によるストレスに苦しめられることになります。
そこで、狭いながらも楽しい暮らしを送る工夫が求められるのです。
昨今、物をあまり持たない生活が提唱されています。断捨離と呼ばれるものです。
物の所有に執着することで、物に翻弄されてしまうことが往々にしてあります。そこで、必要最低限の物品のみを持つことで、精神的な解放を手に入れることができます。
その究極的な人物として、アップル社の創設者メンバーの1人であるスティーブ・ジョブズがよく知られています。
しかしながら、このような物が少ない生活を送るのも、ストレスになってしまう人達がいると考えられます。
それを示唆するものが、断捨離の流行です。物を捨てられないことの裏返しとも見なせます。
そこで、物を持ちつつも、散らかすことのないような心掛けが重要となります。
ベッドにはいろいろな種類があります。その中には、収納スペースを内蔵した仕様のベッドが作られています。
そして、このような収納ベッドにおいて、跳ね上げ式ベッドが注目を集めているのです。
これは、ガス圧式の支柱によって、ベッドの床板が上に跳ね上がる機構を備えたものです。そのため、床板の下を、収納スペースとして用いることができるのです。
しかも、ガス圧式なので、あまり力を使わずに床板を上げることができ、中に仕舞われた物を取り出したり、入れたりすることが可能となります。
更に、跳ね上げ式ベッドは、引き出し式ベッドと比べて、床板下の全体を収納に使えるため、収納効率が高くなっています。狭い寝室空間を有効に利用することにつながります。
そのため、寝室が物で散らかることがなくなり、精神的にリラックスできます。従って、速やかな就眠や深い睡眠を享受することができるのです。
新社会人として、または、新学生として、1人暮らしを新しく始める人達は、ワンルームのような賃貸の集合住宅に住むものです。
狭い部屋での生活を強いられることになるので、空間を効率的に利用することが大事になります。
新生活が始まった頃は、それほど、物を持っていなくとも、時が経つにつれて、物が増えていってしまうものです。
こうなると、部屋の中が散らかってしまう可能性が高くなります。
そこで、省スペース化を図るために、跳ね上げ式ベッドを活用することが賢明であると言えます。
跳ね上げ式ベッドの利点は、収納ベッドの中で最も収納容積があるため、その分、物をたくさん仕舞うことができることです。
その結果、部屋が物で散らかることがなく、雑多感のもたらすストレスから解放されます。
更に、収納家具を改めて置く必要がなくなるので、部屋を広く使うことができます。
従って、リラックスした状態で、部屋の中に居られることになり、万事、快調になると考えられます。
従って、ワンルームのような狭い部屋に住む1人暮らしに、跳ね上げ式ベッドが適していると言えます。
ガス圧作動方式は、支柱内部にあるガスシリンダーが円滑に動くことで、人為的な力を加えなくとも、支柱に取り付けられたものが可動するというものです。
この機構を使ったものが、跳ね上げ式ベッドなのです。
以上より、跳ね上げ式ベッドは、収納ベッドの一種ですが、ガス圧作動方式の支柱で支えられた床板を跳ね上げることで、床板下にある収納スペースを活用することができます。
この、跳ね上げ操作は力を要しないため、1人暮らしの女性でも楽々と持ち上げることができます。
また、跳ね上げ式ベッドは、床板下の全空間を収納として使えるため、空間を効率的に利用することができ、狭い部屋での利用が理にかなっていると言えます。これで、部屋が物で散らかることがなくなります。
それでは、跳ね上げ式ベッドを部屋に置いて、整然とした寝室の創出をかなえてください。